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新刊案内『長岡築城物語』、『いい湯めぐり温泉紀行』:詳しくはこちら
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選者 山ア 草太
弥生の秀句
母は手に父は背中に本があり 長岡市 中島 圭一
【評】母の手には生きるため必死に習得した智恵があり、父の背にも同じ智恵があります。そ
の智恵を作者は「本」で表現されたと思います。作家澤群キョウさんの「父の背中」の一節に 「父はその背中で自身の美学を語る人だった。かっこいい男だとしみじみ思った」と書かれてお られます。
佳作
長岡市 中島 貞男 傘寿過ぎ頭の輪切り異常なし
口喧嘩出来る幸せだってある
長岡市 山岸 喜久男 新元号知らずに閉じる大店舗
梅花咲くニュースを耳にまだ除雪
長岡市 高橋 志菜子 春近し猫背の君は歩幅のび
好きな色春を寄せ植え小春日に
長岡市 相馬 行行子 犬飼って席次は犬の一つ下
飼い猫のこの自由さがうらやましい
長岡市 礒野 武 頼まれて断れぬ質父譲り
放尿に身ぶるいをする童かな
長岡市 中島 圭一 求人誌見つめて爪研ぐ子猫かな
長岡市 近藤 博 パソコンの機能こなせぬ老いの指
長岡市 大図 栄子 冬帽子髪の乱れを隠すため
長岡市 小池 節子 着飾ったババの行き先お医者さん
長岡市 小熊 茂子 旗日にもお医者に向うこの元気
長岡市 小林 仙子 亡き母の夢三回も苺そなえ
長岡市 林 睦子 欲張ってテレビ編物肩が凝る
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