長生橋・完成してから80年

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長岡のシンボルになっている長生橋は完成してから80年の節目を迎える。新潟県長岡地域振
興局（地域整備部）では、節目に当たって盛大な記念イベントを開催し、80年を祝う。同時に更
なる未来への展望を描くとして官民あわせた実行委員会を構成し、検討を重ねてきた。４月27
日には記念のロゴマークを含め、その内容を発表。記念事業へ弾みをつけている。

信濃川に架かる現在の長生橋は１９３７（昭和12）年に竣工した。今年で80年になる。当初木
造であったことから洪水に弱く、その対応として鋼鉄製で頑丈に作られたのが現在の長生橋で
ある。全長８５０・８㍍、幅員７・０㍍ある。２０１３年に土木学会により「土木学会選奨土木遺
産」に選ばれた。長生橋としては３代目で長岡を象徴する橋である。

同振興局は竣工80年を記念して多彩な記念行事を開催する。４月27日には「長生橋80周年事
業実行委員会」（委員長＝丸山智長岡商工会議所会頭）で記念事業のテーマを「未来への橋
渡し」とするなど、同幹事会（幹事長＝細川恭一長岡商工会議所副会頭）策定の案を基に記
念プロジェクトの内容を決めた。

同実行委員会では記念プロジェクトの目的を「これまで果たしてきた役割・魅力などを再認識
するとともに、高齢化が進むこの橋の今後の在り方を産官学・地域が一体となって考える」こと
とし、ロゴマーク（長岡造形大学でデザイン）他を決定した。

同ロゴマークは80年の８を横にして橋梁をイメージするとともに、無限大の∞をデザインした。
ロゴマークの使用は無料で使用期間は原則10月31日まで。

同委員会ではプロジェクトの視点を、①ありがとう長生橋＝歴史や果たしてきた役割を回顧。
古地図による架橋位置や川の歴史、橋梁の選定、現在価格、寿命など、②長生橋の魅力（ス
テキ）再発見＝工学・景観など様々な見地から評価、③これからの長生橋＝80年経過し高齢
化が進む長生橋の今後の在り方を考える、とした。

▽ありがとう長生橋、長生橋の魅力（ステキ）再発見シンポジウムを７月９日（日）にトモシア多
目的ホールを会場に開催する＝長生橋の歴史に詳しい語り部による基調講演、大島小学校
児童による長生橋研究発表、橋梁専門家や景観専門家、地元フアンなどから土木遺産として
の価値やランドマークとしての価値を語ってもらうパネルディスカッション

▽長生橋の魅力（ステキ）再発見写真コンテスト＝募集期間を７月１日（土）から９月４日（月）
まで。テーマを「長生橋の○○がステキ」にし、一般部門、小中学校部門に分けて募集する

▽長岡まつりでの長生橋イベント＝初代から現代３代目までの歴史パネル展を７月29日（土）
から８月７日（月）、清掃・高所作業車による見学会を８月19日（土）をフェニックス大手イースト
スクエア、長生橋、

▽長生橋のこれからを考えるシンポジウムを10月14日（土）＝専門家による基調講演、長生橋
の魅力（ステキ）写真コンテスト授賞式・受賞作品展、県の専門家や清掃・見学会に参加した
県民などから長生橋の今後の在り方について語り合ってもらうパネルディスカッション

▽ポスター・チラシ・ロゴマーク・バッジの作成・配布・ホームページの作成＝同４～９月

▽事業予算外の事業＝「長生橋80周年記念プロモーション（ライトアップ）＝同８月２日（水）か
ら10月31日まで、「同記念プレート設置（10月12日まで）」

構成メンバーは国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所、同信濃川河川事務所、新潟県
長岡地域振興局（事務局）、長岡市（事務局）、長岡商工会議所（事務局）、長岡青年会議所、
新潟県建設業協会長岡支部、ＮＰＯ法人にいがた地域創造センター、新潟日報、長岡新聞
社、ＦＭながおか、エヌ・シィ・ティ。