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長岡新聞・悠久録(5月12日)No.1342:脚気
GWは賑わった。そのせいかどうか、コロナが増加傾向にあるという。久しぶりのレジャーに満
面の笑みが浮かぶ一方で、コロナ対策には慎重でありたいものだ。ワクチン以外にも適切な 撃退法が見つからないものか。体力をつけるのが大切と聞くが、どうすべきなのだろう▼昔の 病気に「脚気」がある。高貴な人ほど罹った。毎年1万人以上が死んだらしい。原因不明とされ 明治時代になっても、原因はわからなかった。ただ不思議なことに、旧陸軍では異常に多かっ た。召集した兵士が脚気で死んだのである。反面、旧海軍ではほとんど発生しなかった▼原因 の一つに食生活を指摘する学者がいた。陸軍では兵士に米の飯を腹いっぱい食べさせた。一 方、海軍は米の飯をあまり出さず、麦を中心にした献立だった。この食事の違いが脚気の原 因なのでないか。推測はされるのであるが、軍隊に行けば「銀シャリが食える」とされ、これが 昔の陸軍のウリだった。銀シャリが原因では面子が立たない▼「脚気菌」説が固執され、菌の 発見に学者は懸命になったという。だから食生活の改善は進まなかった。今ではビタミンB1欠 乏が原因と判明。食のバランスが重要視されて脚気撲滅に繋がった。脚気で死ぬことは万に 一つもない時代である▼コロナ禍は続きそうだ。それだけになお一層、食のバランスには留意 したいものだ。(とけいそう)
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