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No.1012:横綱稀勢の里の誕生
(1月19日分)
大関稀勢の里(30)が15日目を待たずして、初優勝を決めた。さらに千秋楽では横綱白鵬(31)
をすくい投げで破り、14勝1敗の好成績を示した。長い間、苦汁をなめてきた綱とりだったが、
ついに横綱昇進をかちとった▼日本相撲協会は横綱審議委員会に稀勢の里の横綱昇進を諮
問。同委員会は全会一致で推薦。異論はなかったという。まことにスピーディな結論だった。稀
勢の里の昇進は、19年ぶりの日本人横綱誕生になる▼思えば実に長い間、横綱は日本人に
は遠い存在だった、それが久しぶりに戻ってくる。これで次回からは、東西合わせて4人の横
綱が場所をにぎわすことになる。4人横綱も久しぶりである。相撲ファンには嬉しい新年になっ
た▼稀勢の里は大関昇進後の5年間30場所で、10勝以上を23回記録。2桁勝利を7割以上と
する立派な成績を残す。直近6場所に限れば74勝で勝率は8割を超し、さらに素晴らしい。そ
のうえこの間の横綱との取り組み16回は、8勝8敗の戦績だった。横綱と戦っても互角の成績
を残し、安定した実力を発揮。昨年は年間最多勝も獲得した▼稀勢の里は初土俵から「たっ
た一日」しか本場所を休んでいないという。心身の鍛錬に厳しく努め、自己練磨を重ねている
ようだ。子どもの頃に、天才は生まれながらだからもう間に合わない。だから自分は努力でいく
と言ったという。素晴らしい成績はたまたま体調がよかったからではないだろう。日頃からの精
進が実を結んでいる▼これからの大相撲も楽しみが増えたようだ。(とけいそう)


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