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No.1064:対話を忘れた北朝鮮
(8月29日分)

最近の北朝鮮の言動は激しい。これに対する米国の言葉も厳しい。こうした言葉のやり取り
は、「対話」も「交渉」も埒外にしているようだ。これでは次第にエスカレートし、混乱が拡大して
しまうのではないか▼それでもかの国は強権国家であるから、反対論者は簡単に逮捕、銃殺
にしてしまう。その手続きの乱暴さには恐怖を感じるのであるが、とりあえずは国内のまとまり
を演出できる。だが、一方は法治国家である。むやみに逮捕などできない。ましてや銃殺など
できない▼そのためか、言葉は過激になり、枢要な人物が政権を去ることになる。日本は間に
挟まって、駆け付け警護を断固として実行するつもりらしい。軍備も過去最高の予算を要求し
た。憲法改正への意欲も強い。戦争の現場に出ることが決してないであろう人が、勇ましい言
葉を吐いている▼だが、ここは自制が必要でないのか。仮に北を殲滅すれば、中国は直接米
国の勢力と対峙することになる。かってソビエトがキューバにミサイルを配備しようとしたとき、
ケネディ大統領(当時)は撤去を要求した。第3次世界大戦の瀬戸際だった。同じことが起きな
いのか▼ここで思い出すのは、北風と太陽のイソップ物語である。「一番強いのは僕だ!」と自
負する北風は、強風で旅人の服を吹き飛ばそうとする。だが太陽は、ポカポカと暖かい日差し
を浴びせる。旅人はその陽気にうっとりとなり、外套を脱ぐ▼寓話はあくまでも寓話にすぎな
い。だがキューバ危機は「対話」で回避した。もう一度思い返せないものか。(とけいそう)



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