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No.1075:落選すればタダの人
(10月12日分)

いよいよ選挙が始まった。当選すれば代議士、落選すればタダの人である。当選至上主義に
候補者は目の色を変え、声を嗄らす▼衆議院の解散は国としての重要な事柄を、政府の独断
で決めないようにとの配慮である。任期半ばでも国民に信を問うことができる制度であるが、
実際には時の政権の都合で解散が決まるようだ▼今回はかなり異例だった。モリとカケの問
題(「森友学園」と「加計学園」)を追及されたくないとしての解散との批判がある。冒頭に解散
宣言して何も語らない。野党には、解散は木枯らしのような寒気を感じたのだろう▼民進党は
先日まで蓮坊党首(当時)の足引っ張りに熱中し、新しい党首を決めたばかりである。だが、国
民の支持はどうか。このままでは選挙を戦えないかもしれないと疑心暗鬼になる。ついに党を
挙げて「合流」に走った。実質解党であるが妙手に見えた▼選挙では負けると半分覚悟してい
た議員先生には「希望の党」が輝いて見えたのか。これで当確と大勢が思ったのだろう。だか
ら理念や主義主張は後回しにして、細かいことは選挙後に決めようとしたのであろう。だが、そ
れにブレーキをかけるあたりが小池流だ▼おかげで選挙の様相は、従来とはずいぶん異な
る。政党の離合集散にはすっかり慣れているが、小池氏は考え方の一致を重視。排除を振り
かざす。前原氏をはじめ多くの議員は手玉に取られた感がする▼さて5区では原発について、
どこまで真摯に取り組もうとしているのか。疑問がある。ここにも当選至上主義の姿がある。
(とけいそう)

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