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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.1091:田中角栄の像はいつも雪準備
12月19日掲載

今年の漢字は「北」であると12日、清水寺(京都)の森清範貫主が大きく揮毫した。同時に雪国
は冬将軍を迎えて、窓外は真っ白になった▼あまりうれしくない贈物であるが、雪国の宿命と
なれば、利用しない手はない。「雪室」が普及し、米や酒、野菜などの食品を雪中貯蔵。夏場に
まろやかな味を醸し出す。さらには貯蔵した雪を夏の冷房に使う。雪を喧伝して活性化を図る
ケースが増えた▼冬の風物詩・雪だるまも活用する。上越市安塚では「道の駅 雪のふるさと
やすづか」に巨大な雪だるまを設置した。雪の宅急便も用意。敷地内に「雪室」もつくった。今
年9月からは見学コースを新設するための改修工事を開始。雪のマイナスをプラスに転換しよ
うと意気込んでいる▼ところが工事の失火で火災に遭ったとか。雪の利用も一筋縄でいかな
い。さらに車の事故も多くなる。先日は20代の女性が通勤途中でスリップ。反対車線に飛び出
して対向車と衝突してしまった。病院へ緊急搬送されたが、亡くなったという。トンネルの出口で
の事故だった。まだ若いのに気の毒である▼上越新幹線の浦佐駅前には故田中角栄元首相
の銅像が建っている。右手を挙げて颯爽とした在りし日の雄姿であるが、その頭上には雪よけ
のフードカバーが付いている。銅像に雪が積もれば寒かろう。風邪でも召されたら申し訳ない。
関係者が相談してつけたという▼同新幹線で最も利用者が少ないようだが、さすが雪国。優し
さに満ちている。それでも事故だけは気をつけて冬を過ごしたいものである。(とけいそう)


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