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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.1096:「スーパームーン」
1月11日掲載

今年は年初早々から、「スーパームーン」とされる特別に大きい満月が現れた。大きいといって
も月が膨らむわけではない。地球を回る月の軌道が楕円形のため、地球から眺める月は遠く
なったり近くなったりする。距離が近くなると肉眼では大きく見えるのである▼地球に近くなった
ときに満月と重なると、一段と大きく見える。これを「スーパームーン」という。雪国ではこの時
期、曇天の日が多い。雪がちらつく季節には、満月を愛でるゆとりはなかなかわかない。それ
でも今年の正月は比較的穏やかだった。雲の切れ間から一瞬でも大きな満月を見た幸運な方
もいることだろう▼今月はさらに月末にもう一度満月がある。これも珍しい。この2回目の満月
を「ブルームーン」と呼ぶようだ。とはいえ満月から満月までの時間が短くなって2回見られる
わけではない。月の満ち欠けを基準にした太陰暦の時代には、1か月に2度の満月は起きる
ことはない。ひとえに太陽暦が採用されたことによる▼月の満ち欠けが時の流れを示していた
時代は、農作業の時期を決めた。だから十五夜やかぐや姫など、月をめぐる挿話はわたくした
ちの生活に浸透している。だが現代の生活は月の満ち欠けとは切り離されている。それだけ
にこうした天体の現象は珍しいとされる。とりわけ英語で「ブルームーン」といえば「とても稀なこ
と」を表す慣用句になる▼新年は天体の珍しい動きが2つも重なる。これはきっと吉兆だろう。
株式市場も好調である。2018年の先行きを示してくれているようだ。(とけいそう)


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