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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.1101:「顔が悪い」
(2月1日分)

アメリカの今日は「自由の日」である。1865年のこの日、第16代大統領であるリンカーンが奴
隷制全廃を定める同国憲法修正第13条に署名した。奴隷制を廃止した記念すべき日として2
月1日は、「自由の日」になった▼そのリンカーンには「40歳を過ぎた男は自分の顔に責任を
持たなくてはいけない」との言葉がある。リンカーンの選挙支持者の1人がある男を公職へ付
けるように推薦してきた。だがリンカーンは「彼は顔が悪いからダメだ」と拒絶したという。「顔の
良し悪しは当人の責任ではない」とする支持者に、冒頭の言葉を吐いた▼たしかに顔の良否
は当人の責任ではないから、こうした反論は起きるだろう。だが立場のある人が拒否するとき
に「顔が悪い」は便利な説明かも知れない。そこには好き嫌いがあっても、本人の人格や能力
への評価は希薄だからである▼人相学が示すように、生まれながらにしての相はあるようだ。
思いやりのある人はやさしい顔に、明るく前向きの人は、ほがらかな顔になる。意思の強い人
はしっかりとした顔になるが、犯罪者はいかにも性ワルに見えてくる▼自薦他薦、多様なお誘
いを受けることが多い人にとっては、「顔が悪い」は便利な言葉であろう。だが、所変われば対
応も変わる。今の大統領は北朝鮮の金正恩をあしざまに罵っている。あまりの罵詈雑言で大
統領らしくないとの反発もある。そのせいか人相まで悪く見える▼某国の総理大臣も、お友達
の推薦に対して活用すればよかった。とはいえ、自分の人相も気にかかる。(とけいそう)

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