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長岡新聞No.1108:特殊詐欺が無くならない
(3月6日分)

特殊詐欺が無くならない。長岡市民も次々と騙されている。先日は80代の女性宅に警察官か
ら電話がかかってきた。「詐欺グループを捕まえたら、あなたの偽造カードが使われていまし
た。どこのカードを持っていますか」と話しかけられ、カードの明細を話してしまう▼つづいて金
融庁職員が電話口にでる。「カードを再発行します。被害届を出すために残高と暗証番号を教
えてください」とし、「金融庁職員が行くので、カードを渡してください」という。電話がまだ終わら
ないうちに、職員が玄関に現れる。まことにスムーズな連携プレーである▼スーツ姿の上品な
雰囲気の男に、ついついカードを渡してしまった。その10分以内に合計150万円を引き出され
ていた。騙されたことに気づいても、まことに手際よい手口に成すすべが無い。もちろん警察官
も金融庁の職員も偽者である▼詐欺の手口は日々巧妙になる。50代の男性にはメールで督
促があった。心当たりが無いのでメール記載の電話番号にその旨伝えた。だが払わないと裁
判になると脅かされ、巧みに支払いの必要を説かれてしまう。男性も払ってしまった▼地元の
北越銀行では昨年、行員が顧客の預金から9398万円横領した。騙された預金者は憤慨だろ
う。もちろん同人は懲戒解雇である。約1億円もの横領では当然のペナルティーである▼大泥
棒石川五右衛門は「浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」と詠んだという。昔か
ら悪事は尽きないもの。騙されないように気を付けなければならない。(とけいそう)


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