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4月1日はエイプリルフールだった。この日は嘘を言っても許される。ユーモアたっぷりに嘘を
言い合い、お互いに笑い合う。この背景には嘘をつかないという倫理がある。誠実に行動する 風習が、1日だけのたわいのない嘘を許している▼イギリスのBBC放送は毎年工夫した嘘を さりげなく放送する。1951年の嘘は傑作だった。「今年はスパゲッティが豊作、皆は収穫を楽 しんでいます」と放送した。そんなバカな、と思うのであるが、信じた人が多かったようだ。「どう やって育てるのか」との問い合わせが殺到したという▼この時代はまだ静止画だったが、200 8年には動画を作った。ペンギンの大群が空を飛んだのである。「空飛ぶペンギンを発見」の テレビ放映は大評判になった。「場所はどこか」との照会が絶えなかった。あの愛嬌あるペンギ ンが群れを成して氷河の上を飛んでいく。その映像にイギリス国民はすっかり騙された▼だが 笑えない嘘も起きる。今年のアメリカでは電気自動車メーカー「ステラ社」の最高経営責任者が 「残念ながら経営破綻した」とツイッターに書き込んだ。「破綻」と書いた紙を持って気絶してい る自分の写真も一緒に投稿。おかげで株価は大暴落という。嘘もほどほどにすべきなのだ▼ 日本では、廃棄処分したはずの陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が出てきた。しかも1万40 00ページを超える。これほどの膨大な文書が昨年は見つからなかった。何故なのか。隠ぺい や改ざんなど、日本では毎日が本当のエイプリルフールのようだ。(とけいそう)
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