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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞悠久録No.1121:孤独のすすめ
ゴールデンウイークである。今日3日は憲法記念日。明日はみどりの日。そして子どもの日と
続いて、さらに日曜日である。4日間連続の休日は、ノンビリと遊山し、積もる話に時を忘れる
にちょうど良い。人はだれかと交流したいもの。休日はこの上なくありがたい▼その一方で、孤
独な人生が多くなったという。OECD(経済協力開発機構)の調査によれば、友人や会社の同
僚、その他コミュニティの人と「ほとんど付き合わない人」の割合は、日本人の場合概ね15%と
いう(2005年)。全平均が6・7%というから、日本人は平均の2倍以上孤独で、加盟国中トッ
プだった▼この数値は、オランダが2%、アメリカで3%、ドイツは3・5%であるから、日本では
他国以上に多い。日本人は交際下手なのかもしれない。あるいは、素晴らしい自然環境が風
光明媚な土地を生み、孤独を感じさせないのか。それとも少子高齢化の時代になったせいか
▼人間は本来、他者との結びつきを必要とする「社会的動物」との説がある。社会のネットワ
ークと離れたところでは、生活できない生きものであるから、孤独は長寿とは反対の概念であ
る。だからいつまでも言葉のキャッチボールを続け、笑いあう。まるで話すことだけが目的のよ
うな日々は長寿を招くという▼男性よりも女性の方が長寿という事実は、こうしたことも影響し
ているのだろう。交際上手が寿命をのばすのであれば、連休は良い機会である。時は五月晴
れ。気のおけない人と、のびのびと時間を過ごしたいものである。(とけいそう)

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