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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞悠久録No.1131:高齢者の運転免許
(6月12日分)
昨年3月以降、75歳以上の免許証更新は、認知機能検査と高齢者講習の受講が義務になっ
た。老化による体力低下や判断力の低下などによる痛ましい事故は増加傾向にある。高齢運
転者の事故が多いことから、認知症による交通事故を防ぎたいとの思いである▼警視庁によ
れば昨年3月以降約1年間で、「認知症の恐れ」と判定された人は免許証更新申請者約211
万人のうち、約6万人とのことである(7日発表・暫定値)。約2%の人が認知症の可能性があ
るとされている▼一方、NPO法人新潟県消費者協会が実施した『自動車運転免許証の返納
に関するアンケート調査』によると、マイカーを運転している割合は、70代で84・3%、80代で
64・7%である。高齢者でもその多くがマイカーを使っている▼こうした現実の中で、免許証の
返納が論議されてきた。高齢者が運転をふくめて路上に出なければ、事故対策になるとの発
想であろうか。家族もいる、知人も多い、必要なときはいつでもと言ってくれる人が多い。だか
ら返上したが、車が必要な場面は毎日のことである。お言葉に甘えてと運転を頼むにしても、
たび重なれば、不都合が起きてこないものか▼返納した場合の対策案として、バス・タクシー
の割引希望がある。前述のアンケート調査では65%が希望している。だが地域によっては不
便極まりないのがバス・タクシーである。高齢者を路上に出さなければ事故は減るかもしれな
いが、運動不足で老いは加速しないのか▼車社会での高齢化は難しい局面にある。(とけい
そう)

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