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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1134:成人の日:繰り上げ
(6月21日分)

成人の日には全国で新成人への祝賀が繰り広げられる。女性の振り袖姿は華やかで、国の
先行きを明るく感じさす。こうしたなか18歳を成人とする改正民法が成立した。2022年4月1
日から施行になる▼すでに公職選挙法では18歳から選挙権が付与されている。成人年齢の
引き下げは、社会のあらゆる面で18歳を分岐点にする新たな社会的パワーを生んでいくこと
だろう。若者の意識にどのような展開を生むのか。今から興味津津である▼現在の20歳を成
人とする定めは、1876年(明治9)に太政官布告で定められたもの。今回の改正はじつに14
6年振りになる。これからは消費者ローンなどの法律行為も18歳から契約できる。有効期間が
10年のパスポートは20歳からしか取得できなかったが、この改正で18歳から取得できる。「な
んでも見てやろう」と世界への視野は今以上に広がるのでないか▼だが世の中には悪徳商法
もある。社会経験が少ない若者が被害を受けないか心配でもある。「大丈夫か」との声も聞く
のであるが、人は必ず成長する。早すぎるとして否定的にみる必要も無いだろう。消費人口が
少子化によって少なくなっている昨今では、消費拡大の一要素と捉えることもできる▼すでに
選挙では18歳以上に投票権を与えている。こうした点からみると今回の改正は、若者の社会
参加を一層積極化し、社会を活性化するだろう。成人年齢の繰り上げは遅いぐらいだった▼こ
れを機に自ら考え判断し行動する、自覚的な若者が増えて欲しいものである。(とけいそう)


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