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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1157:75歳のハードル

新潟県公安委員会から赤色の葉書が届いた。いやでも目立つ。表面に重要とあって「認知機
能検査通知書」とある。通知番号××といかにも恐ろしげである▼噂に聞く、あの検査か。とう
とう呼び出しが来たと、中を見ると検査場所、日付の指定があり、手数料750円とあった。さら
に検査を受けないと免許証の更新はできないとの注意書きがある。免許証返納制度の説明も
あった▼自分はまだ若いとブツブツつぶやいても、観念せねばならない。もし認知症との判定
を受けたらどうしよう。もし免許が無くなったら、もし高速道路を走れなくなったら、などなどとつ
まらないことが脳裏を駆けめぐる▼検査が終わったらまた葉書が来た。今度は「高齢者講習 
認知機能検査結果通知書」である。結果は?と中を見ると、点数が○○とあって「記憶力・判
断力に心配ありません」という。ホッとするのであるが、免許証の更新はこれで終わらない▼今
度は「高齢者講習」を受ける。やはり日付と時間が指定で、実技が科せられる。手数料は510
0円。やれやれと思いつつも指定場所に参上した。実技などの終了後「高齢者講習終了証明
書」を頂く。これを持参して免許センターへ出向くのである▼75歳はこれだけで終わらない。も
う一つハードルがあった。「後期高齢者医療制度」に加入の通知が来た。こちらは「長岡市国
民年金課後期高齢者医療係」からで書留便だった。旧の健康保険証は返却し、新しいものに
変わる▼年齢を重ねるのも何かと忙しい。これでは老いているヒマがない。(とけいそう)


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