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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1164:高齢者への保証人要求

市内で賃貸アパートなどの仲介を手広くやっている某不動産会社で聞いた。取扱いのアパート
やマンションで孤独死が絶えないと言う。家賃他が未納のため訪れると悲しい事態に直面する
という。だから保証人は欠かせないが、高齢化はゆゆしい事態になっていると話す▼15日の某
中央紙には、認知症になった親のため預金の引き出しに銀行へ行ったところ、銀行は本人で
ないからだめだという。親の病状から来店はできないからと説明しても、銀行は受け付けない。
預金は十分あってもこれでは無一文だ、と嘆いていた▼某地元紙にも同じような記事が載っ
た。年齢からそろそろ施設へ入ろうとしたが、保証人を求められた。保証人になってくれる人が
いなければ、どうなるのか。現状では入所できる施設を求めて、さまようことになりかねない。
だが当事者はだいたい高齢者である。自力で問題を解決するには体力が伴わない。気力も判
断力も心もとない▼問題提起はずいぶん前からあり、そのために成年後見制度がある。だが
もっと簡便な対応はないものか。例えば借金するときの保証人に保証会社を使うケースがあ
る。若干の保証料の支払いで済むから誰かに保証人になって欲しいと、苦労することもない▼
遺言を公正証書にするときは立会人が必要である。だが自分で探す必要はない。司法書士が
専門家を紹介してくれる。いずれの場合も、当事者には便利な制度である。こうしたケースも解
決の参考にならないものか▼時代は変わるというが、新しい制度が必要な時期に来ている。
(とけいそう)


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