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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1168:「アルミ缶を無断で持ち去るの
は罪?

秋田県の某市でのこと。某女性がごみ回収場からアルミ缶を持ち去った。これを見ていた住民
が、「アルミ缶を無断で持ち去る人がいる」と警察に通報。おかげで女性は逮捕され、「微罪処
分」になったという▼アルミ缶を約1200`集めると車いす1台と交換できる。1個の重さは約
15cにすぎないから、車イス1台分には8万個ほど必要になる。女性は社会貢献に燃えアルミ
缶を回収。これまでに市社会福祉協議会に4台の車いすを寄贈していた▼だが多くの自治体
では資源ゴミのリサイクルに相応のコストをかけ、最終的には自治体の収入源にしている。だ
からゴミ集積所に出された資源ごみを勝手に持ち出すことは、「トンビに油揚げをさらわれる」
ようなもの。悪質な便乗であるとして条例等で禁止するケースが少なくない(たとえば「持ち去り
禁止条例」等)▼長岡市にはそのような条例はない。だから警察に逮捕されることはないが、
見かけた場合は注意を喚起するという(市環境業務課)。冒頭のケースはケシカランとする人
がいたことから、騒ぎになってしまった。「良いこと」と思っても、それを良しとしない人もいる▼
ジャーナリストの安田順平さんのケースも似たように見える。安田さんは社会貢献に燃えて、取
材に出かけたのだろう。拘束したのはシリアの武装勢力であって、安田さんではない。責めら
れるべきは武装勢力である。40カ月の間、耐え抜いた安田さんではないだろう▼冒頭の女性
は「良いことと思って続けてきたのに」と寂しそうだったという。(とけいそう)



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