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No.890:長岡市長選挙終わる

長岡市長選挙が終わった。全有権者数は22万7469人(10月31日現在)で、投票率は45・
20%。森民夫氏が6万3588票を獲得。藤井氏に2万6615票の大差をつけて圧勝した。今
後4年間、私たちは森氏に長岡市政を委ねることに決めた▼民主主義には任期があり、選挙
によって人は随時変わる。そのことが政治の停滞や腐敗を防ぐとされている。長期にわたって
政策決定権者が変わらなければ独善や自信過剰に陥るかもしれない。だから交代の可能性
がある選挙制度は、社会生活の安全弁であるとして、現在は多くの国で採用になっている▼だ
が、選挙権は当初普遍的なものではなかった。民主政治の原点とされるギリシャでも、選挙権
は市民のみであり、奴隷は除外されていた。わが国では明治時代に至って初めて参政権が論
じられたが、当初女性に選挙権は無かった。男性にも納税額他で制約があった。20歳以上が
均しく選挙権をもつのは、現憲法成立以降である▼最近では年齢制限が変わった。国民投票
法(2007年5月14日成立)では、国民は18歳から投票権を持つ。さらに公職選挙法が本年6
月17日に改正。来年6月から18歳以上は等しく選挙権を持つ。文科省は高校生の学外でのデ
モ参加など、政治活動を容認する方向に舵を切った。若者のパワーが発揮され、政治参加が
一層進むことになる▼選挙戦では2候補共に「若者パワー」を意識していた。どのように具体
化していくか。過去安定した手腕を示した森氏である。新たな期待を込めたい。(とけいそう)。


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