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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.898:ガソリン価格が安い
(12月19日分)

驚いた。ガソリンが安い。先月11日、市内某スタンドではレギュラーが122円だった。"これは
安い" と思って満タンにしたのであるが、今月10日には同じスタンドで112円になっていた。1
ヶ月の間に10円(8・2%)の下げである。かなり大きい▼ところがさらに驚いた。ナント14日に
は110円になった。12円の下げは10%の売り上げ減に相当する。販売価格が1ヶ月でこんな
にも下がるとは本当に驚く。庶民にはありがたい話である。運送業者を始め各方面で喜んでい
る向きも多かろう。だがスタンドは困惑しているのでないか。量の増加がない限り、売り上げは
減少する。しかもこの調子では、回復はいつになるのか分からない▼その一方で、給油待ちの
車列は出来ていない。安いとなれば、"今のうちに"とスタンドは混雑しそうなものであるが、そ
んなことはない。みんな、"明日はもっと下がる"と考え、"急いで給油することはない"としてい
るようだ。世の中は喜びと困惑が、こもごもであって、庶民は正直である▼日本銀行はデフレ
経済(物価下落)を脱却してインフレ経済(物価上昇)を目指すという。おおいに消費を推進し、
結果として消費者物価が2%アップすることを目指している。だがなかなか実現しない。ガソリ
ン価格の下落をチャンスに消費(投資)を増加させるのが、一つの方法かもしれないが、CO2
の問題もある。このままでは景気活性化への手段は限られてくる▼安値の連休が久しぶりに
来る。家族で遠出が出来そうである。(とけいそう)

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