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大星 光史選
神無月の秀句‐1
長岡市 田中 シズ子
父母の面影白し月影よ
【評】月影と父母のおもかげ―。善いイメージだったのですネ。
神無月の秀句‐2
長岡市 島田 文代
磯の香にひたる一日や句座の秋
【評】秋の句会。しかも磯の香のすばらしさ。いいお仲間、俳句のお友達。とてもうらやましい。
神無月の秀句‐3
長岡市 津端 セツ
病む吾に新涼の風やさしかり
【評】「ウーム」よかったですネ。風のやさしさ、しかも新涼とは―。
神無月の秀句‐4
長岡市 甲野 栄子
どの家も柿がたわわに村豊か
【評】柿がたわわで村もゆたかとなる発想!!だから俳句、ポエムの世界から身を引けないので
すネ。
神無月の秀句‐5
長岡市 藤原 一夫
風鈴やお役ご免の月夜かな
【評】「お役ご免」とは?なんて素敵な"月夜"なんでしょう。オメデトウ!!
佳作
長岡市 矢島 佳子
名月や新たな望み溢れたり
長岡市 青木 流子
熱き茶を入れて読書や秋涼し
長岡市 田村 明子
たっぷりと信濃の水や秋の川
長岡市 小熊 茂子
大花火皆んなが楽しむおもてなし
長岡市 林 惣峰
四方から赤迫り来る秋の山
長岡市 今井 敏
虫の声とぎれとぎれてとだえけり
長岡市 大図 栄子
虫の鳴く軒に吊るせし籠二つ
長岡市 小林 仙子
3件も医者通いする虹を見る
長岡市 小林 三郎
妹のいびきがうるさい秋の夜や
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