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成人式再び延期
新成人と業者から戸惑いの声

新型コロナウイルス(「第6波」)の急激な拡大の影響で、成人式が再び延期となった。新成人
や振袖業者から戸惑いの声が上がっている。
令和3年度長岡地域成人式(対象者=平成12年4月2日〜平成13年4月1日に生まれた人)
は、3度の延期を経て、令和4年5月3日の開催が決まった。令和2年度と同じく、1年越しの
開催となる。これに伴い、令和4年度の長岡地域『二十歳のつどい』(同=平成13年4月2日〜
平成14年4月1日に生まれた人)は、5月3日の開催予定を12月11日に延期した。
再三の延期に関係者の声を聞いた。

延期のため「出られないのでキャンセル」もあり困惑

振袖等のレンタル衣装を扱う樺゚亀社(呉服町1)は2月10日、長岡市が成人式延期を発表し
たことを受け、同社ホームページに「振袖衣装は、使用日を延期日に変更」と掲載するなど、
予約客への対応に追われた。新成人や保護者からの問い合わせの中には、就職などの理由
で「出られないのでキャンセル」というものもあったという。さらに、進学や就職で県外に住む新
成人からは、感染防止の観点から参加を控えるという声も。
同社では、成人式の時期は例年100件ほどの予約が入る。しかし、今年は市内に住む新成
人を中心に30〜40件。毎年行っている大規模商業施設での予約会はコロナ禍で開催できず、
店内で完全予約制の振袖フェアを開催するのみだった。市内の業者間でも、新成人の需要の
取り合いになっているという。
延期は次年度の新成人にも影響している。成人式や前撮りを控えている予約客の振袖や小
物は、1人分を箱に分けて用意する。このため、式が終わるまで商品を他の客に見せられない
という状況だ。「振袖や小物の数が必要。お客様に見せるものが少なくなってしまう」と悲痛の
声を上げる。

冬の開催にびっくり

同社の小川八重子取締役会長(69)は、「コロナがこんなに長引くとは」と肩を落とす。また、予
約客への対応について「市の都合による延期なので、お客様からキャンセル料金はいただけ
ない」と語る。令和4年度の『二十歳のつどい』が降雪の可能性がある12月開催となったことに
対しては、「雪の心配になる日はやめてほしい」と新成人への配慮を呼び掛けた。
長岡市では、1月は降雪があることから「成人の日」に成人式を行わず、合併前の市町村時代
の方法を尊重し、これまで5月か8月に開催してきた。
今年12月に開催が延期となった令和4年度長岡地域『二十歳のつどい』の対象者で、新潟市
内の大学に通う女性(20)は「他の市では開催していたので、延期は予想していなかった。5月
のままだと思っていた」と驚いた様子だった。
市内の看護専門学校に通う女性(20)は「12月になるとは。冬の開催にはびっくりです」と語る。
保護者からは「夏休みや春休み中の日程であれば、県外に住む子も実家等で、2週間ほど外
出自粛をしてから参加できるのに。12月の開催がさらに延びたらどうなるのか」と不安な表情
を露わにした。
 新成人の2人は、「友人と話したり、飲み会をしたりしたかったが、式典後すぐに解散しなきゃ
ならないと思うと残念」としつつも、「成人式は、大人になったと実感できる一生に一度の特別な
イベント。中止とならなくて良かった」とし、開催に期待を寄せていた。


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