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選者 小栗 正和
文月の秀句
長岡市 渡邉 空歩 無礼講信じた俺が馬鹿でした
【評】時にはハメをはずすことがあってもよい人生です。その方がかえって親しみを感じます。
佳作
佳作
長岡市 渡邉 空歩 共白髪初めは無垢な妻だった
長生きをしてもいいのか迷う年
長岡市 中島 貞男 戻れない人生航路の稲光り
喜寿過ぎてやっと知恵の輪解けてきた
見附市 北村 大成 信頼の上に築けぬ抑止力
リーダーの資質問われる終戦日
長岡市 野田 明夢 ほぐれなく金婚迎え赤い糸
赤恥をかいたと当人気付かない
長岡市 中島 圭一 スマートフォン要らぬと父の負け惜しみ
鉢巻を締めても落ちくる思考力
長岡市 山ア 草太 今日ここで真実告げろアホウドリ
私も世界の花の一つです
長岡市 大図 栄子 まな板の音が消えゆく物価高
会うたびに彼女の笑顔に元気出る
長岡市 山口 文雄 恥ずかしや惚けのとなりに仮住まい
長岡市 西方 要圓 花も咲く祭一色賑やかさ
長岡市 猪嶋 和子 新じゃがを食べて報いを実感す
長岡市 田中 シズ子 湯上りや口を潤す夏みかん
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