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2017年5月:短歌入選作
大星 光史選
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短歌募集要綱
子供から大人まで、初心者でも大歓迎。はがきに3句以内、住所、氏名(柳号)、電話番号を明記
し、長岡新聞社「悠久文芸・短歌係」(〒940‐0071 長岡市表町2‐3‐1‐2F)へ。
締め切りは毎月末日、選者の選を経て長岡新聞紙面で毎月第3木土曜日に掲載します。その後こ
のホームページで紹介します。


ライター募集:在宅のまま、余暇に文章を書くお仕事です。長岡市内のイベントにも参加できます。余暇を活かして収入を得ることができます。長岡市内のイベント等を取材するものです。楽しいですよ。ご希望の方は星野まで
(0258−32−1933) (naganews@crest.ocn.ne.jp)

皐月の秀歌‐一
       長岡市 小熊 茂子
酒かすもらってうれしい健康食
バーサン思うべた煮かな

【評】結句の「べた煮」。何かしら健康食。うれしさ―。よかった、よかった―。

皐月の秀歌‐二
       長岡市 小林 仙子
夕空や鳩が2羽飛び夫婦(めおと)かな
今日の日記に2重丸して

【評】「ナールホド」。2重丸とは作者のたのしさ、よろこびの歌作なりとも。

皐月の秀歌‐三
長岡市 今井 敏
嫁ぎきて六十余年は夢と過ぎ
故郷(さと)恋しさは今も変らず           

【評】下二句の夢(○)。"六十余年"でも良かったですね。その年月ともどもの観―。


佳作
長岡市 高橋 幸男
柏の葉ていねいにたたむひとといて
私はそのまま包みて食す

長岡市 安木沢 修一
匆々と起き上がる風「春の風」
ただひたすらに浴びるわれなり

長岡市 青木 流子
ふくらめる桜の蕾朝光(かげ)に
映えてやさしも我が心まで

京都府相楽郡 北谷 匠
宅急便伝票処理の御荷物の
通信販売過度運輸かな

長岡市 斎藤 育
植木屋の剪定鋏の音冴えて
枝透かしゆく夕陽も入れて

長岡市 稲田 吉也
妣の文箱よりわれ十七のパステル画
中也の帽子梶井の檸檬


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2017年4月:短歌入選作
2017年4月:短歌入選作