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大星 光史選
皐月の秀歌‐一
長岡市 小熊 茂子
酒かすもらってうれしい健康食
バーサン思うべた煮かな
【評】結句の「べた煮」。何かしら健康食。うれしさ―。よかった、よかった―。
皐月の秀歌‐二
長岡市 小林 仙子
夕空や鳩が2羽飛び夫婦(めおと)かな
今日の日記に2重丸して
【評】「ナールホド」。2重丸とは作者のたのしさ、よろこびの歌作なりとも。
皐月の秀歌‐三
長岡市 今井 敏
嫁ぎきて六十余年は夢と過ぎ
故郷(さと)恋しさは今も変らず
【評】下二句の夢(○)。"六十余年"でも良かったですね。その年月ともどもの観―。
佳作
長岡市 高橋 幸男
柏の葉ていねいにたたむひとといて
私はそのまま包みて食す
長岡市 安木沢 修一
匆々と起き上がる風「春の風」
ただひたすらに浴びるわれなり
長岡市 青木 流子
ふくらめる桜の蕾朝光(かげ)に
映えてやさしも我が心まで
京都府相楽郡 北谷 匠
宅急便伝票処理の御荷物の
通信販売過度運輸かな
長岡市 斎藤 育
植木屋の剪定鋏の音冴えて
枝透かしゆく夕陽も入れて
長岡市 稲田 吉也
妣の文箱よりわれ十七のパステル画
中也の帽子梶井の檸檬
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