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秋晴れの10月15日、「第6回八丁沖ウォーク」が開催になった。長岡市民のほか岐阜、東京
などからも駆け付けた参加者116人が、およそ7`の行程を2時間半で歩いた。
戊辰戦争で長岡城は1度新政府軍の手に落ちる。落城した長岡城を奪還するため、河井継之
助は八丁沖渡渉(としょう)作戦を実施する。長岡藩兵は夜間に底なし沼のような八丁沖を渡 る。新政府軍に急襲をかけることで、長岡城の奪還に成功した。
同ウォークはその故事を振り返ろうとするもの。主催は河井継之助記念館友の会。参加者は
北越戊辰戦争の重大な場面を、懐古していた。
長岡城の奪還ルートを歩く
八丁沖は長岡の東北郊外、百束(ひゃくそく)、大黒(だいこく)あたりから、南は富島(とみじま)、
亀貝(かめがい)に至る沼沢地。八丁潟とも呼ばれた。南北約5キロ、東西約3`に渡る広大な 沼地で、水深も深く徒渉は不可能とされていた。現在は干拓が進み、穀倉地帯が広がる。
一行は、長岡城の奪還ルートにのっとり、北越戊辰戦争伝承館(長岡市大黒町・安藤一彌館
長)から八丁沖古戦場パーク(長岡市富島町)まで歩いた。万歩計では約1万2000歩の距離 だった。
出発に先立って、牧野家17代当主牧野忠昌さんが「これより長岡城を奪還する!各々方、勝
どきを挙げよ!」と声を挙げ、参加者一同は、「エイエイオー!」と声を合わせた。参加者のな かには当時の長岡藩兵の軍装に身を包んだ者もいる。「河井継之助」の旗印を掲げ、肩印の 「五間梯子」を付けての参加だった。
これからも機会があれば参加したい
浦瀬町の石川アツ子さん(64)は、「初めて参加しました。古戦場とは聞いていました。歩いて
みてよくわかりました。自分の住んでいる土地なので、これからも機会があれば参加したいと 思います」と話した。
新保町の小林さん(67)は「去年はコースになかったが、四ツ谷の清水家は素晴らしい。来年も
来たい」と話した。
安藤益泉新組コミュニティーセンター長は「ここ(八丁沖古戦場パーク)までたどり着けば敵陣
はない。ここにたどり着くまで至るところに敵陣がある。そこを乗り越えるのに長岡藩兵は大変 だっただろう」と当時に思いを馳せていた。
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