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新潟県議会選挙は7日投票が行われ、即日開票の結果、長岡市三島郡選挙区では、現職
から自民党の星野伊佐夫氏(79)、柄沢正三氏(64)、公明党の安沢峰子氏(49)、社民党の長 部登氏(70)の4人、新人で自民党の高見美加氏(51)、共産党の遠藤玲子氏(63)の2人、計6 人が当選した。現職の立憲民主党の佐藤伸広氏(52)は、218票差で涙を飲んだ。
投票率は過去最低となった前回を0・07ポイントとわずかだが上回る49・77%となったが、
50%の大台は割り込んだままとなった。長岡市内の投票率は前回を1・67ポイント下回る50・ 66%と、かろうじて50%台となった。市内の投票者(期日前、不在者投票含む)は、男性5万6 353人、女性5万7944人の計11万4297人だった。
市内では、柄沢氏が2万177票、安沢氏が1万9238票、高見氏が1万7542票、長部氏が
1万6660票、星野氏が1万4892票、遠藤氏が1万2069票、佐藤氏が1万1775票を、そ れぞれ獲得した。
統一地方選の前半戦となる今回の県議選では、定数53が争われた。人口減少問題への対
応や東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題、県の財政危機などが争点となった。
県内有数の激戦区となった当選挙区
県内最多の6議席を争う長岡市三島郡には、現職5人、新人2人の計7人が主要政党から
立候補し、激戦が展開された。長岡市三島郡選挙区では、長岡市発注の下水道工事入札を 巡る官製談合事件で自民現職の星野氏の秘書が逮捕、起訴されたこともあり、これまでとは 様相が異なる選挙戦となった。
選挙区が長岡市三島郡となってから初めてとなるトップ当選となった柄沢氏は、地盤の三島
郡を中心に市内でも多くの票を得た。高見氏は元職から受け継いだ地盤の旧栃尾市を、安沢 氏は公明党支持層を中心に安定した戦いをみせた。長部氏も社民支持層を固め、原発再稼 働反対を前面に押し出した戦いで票を集めた。
一方、トップ当選を続けてきた星野氏は県政史上最多の12選を狙ったが、秘書が逮捕・起訴さ
れた官製談合事件の影響は大きく、8000票あまり票を減らした。
当選した遠藤氏と、落選した佐藤氏との票差は200票あまりの接戦だった。前回、初当選とな
った佐藤氏は議席を守れず、遠藤氏は失った共産党の議席を奪還した。
星野氏
県政史上最多当選も当選順位は5位に
県政史上最多となる12選を達成した星野氏だが、今回の選挙はこれまでにない逆風の中で
の戦いとなった。第一声の場所も恒例のアオーレ長岡前から変更するなどし、旧長岡市を中 心とした後援会組織を生かした選挙戦を展開した。
いつもであれば8時の投票締め切りとほぼ同時に星野氏の当確ニュースが流れるが、今回
は選挙事務所で支持者らとともに開票を見守り続けた。午後10時45分ごろに当選確実の報が 入ると、集まった約200人の支持者とともにばんざいをした。
星野氏は「最初の選挙の時と同じぐらいに厳しい選挙だった。立派に当選をさせてもらって、
うれしく思っている」と当選を喜び、「長い間、気持ちを整理できずに選挙を戦った人もいたが、 やってきた結果がでた。今回こういった形で議席をもらい、明日からまた真剣に仕事に取り組 みたい」と意気込んだ。
会場に訪れていた支持者たちは「逆風に耐え、一番大変な中での当選ができた。これからも
新潟のために全力を尽くしてほしい」や「色々なことがあったが、これまでと同じようにがんばっ てほしい」などと、星野氏の当選を祝っていた。
次は市議会議員選挙
県全体では定数53のうち、自民党が改選前の33議席から5議席を減らしたが、過半数を超
える28議席を確保した。公明党、国民民主、社民党が各2議席、立憲民主、共産党、諸派が 各1議席、無所属が16議席となった。無所属の中には自民党が推薦、支援する者もおり、選 挙前と勢力は大きく変わっていない。
統一地方選の後半戦となる政令指定都市以外の市議会議員選挙は21日に予定されてお
り、長岡市議会も選挙戦となる。長岡市議選は14日に告示され、定数34に現職32人と新人9 人の計41人が立候補する見込みで、激戦が予想されている。
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