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一般?長岡観光コンベンション協会(金山宏行会長、大手通1)が運営している「まちなか観光
プラザ」が9月24日、閉鎖。同協会事務所も10月末にはながおか市民センター2階に移転す る。同協会では、まちなかでの特産品紹介から観光・交流人口増へ、注力するとしている。
同協会の拠点は大きな転機を迎える。
3月の臨時社員総会で閉鎖を決議
同プラザは協会加盟企業の製品を展示し、長岡市を訪れる観光客などに市の特産品をPR・
販売。1ヶ所に特産品を展示することで観光客の便宜をはかるとして2007年5月、オープンし た。
だが最近では駅なかのCoCoLo長岡店の充実もあり、アオーレ前の好立地にもかかわらず
思うような効果が上がらなかった。ホームページも開設していたが、古くなり、リニューアルが 必要になってきた。
このため、今年3月21日の臨時社員総会で閉鎖を決議したもの。
同協会総務課の江口富美枝課長(58)は、「オープン以来多くの皆様に利用してもらって感謝し
ています」と述べ、「長岡駅にもお土産関係は充実してきました。また、インターネットでも気軽 に購入できる時代です」と話す。閉店することを聞いた来店者から「ここに来ると長岡の特産品 がなんでもそろってよかったのに、残念です」と言われたり絵葉書などを買いだめしたりする人 もいると、それなりに支持者がいたことを江口課長は惜しんでいる。
今後はホームページ主体に運営
今後について江口課長は「会員の声を聞き事業計画を立てて総会で決めてく。JR長岡駅の観
光案内所が主体になるかと思いますが、私ども本来の役割である、観光案内、特産品のPR、 交流人口を増やすなど、さらに力を入れていく」とする。
だが今後の観光戦略やインパウンド向けの戦略、交流人口対策などについて、明確なものは
ないようだ。来年開館予定の花火館への出店なども、現在では未定である。
一方、今後はホームページ主体に運営していくと岩内明子課長代理(50)は話す。「9月30日に
ホームページをリニューアルし、新潟県観光協会のホームページとリンクする」という。県と連 動することで「より多くの方が長岡のサイトに入ってくると期待している。新潟県・庄内エリアデ スティネーションキャンペーンに間に合わせるようにリニューアルする」と張り切っている。
来店していた40代女性は「県外の親戚や知人のところに行くときお土産を買うのに利用してい
ました。便利でした。お店の人に観光などわからないことを質問すると、びっくりするほど丁寧 に教えていただき嬉しかった思い出があります」と閉店を惜しんでいた。
心機一転本来の役割に力を注ぐ
江口課長は「こんなにいい場所なのにもったいないですが、事務所も移転となりますし、心機一
転本来の役割に力を注いでいきます」と述べている。
同プラザでは閉店の24日まで、1000円以上の購入者にエコバックをプレゼントし、名残を惜
しんでいる。
だが、本来の役割とは何か。あいまいなままである。長岡の観光は花火以外はいらないという
ことかとの、市民の声を聴くべきだろう。
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