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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.996:1クラブ以内の置き直し
(11月15日分)

次期日本代表の某監督が交通事故を起こした。何故と、悔いが残る事態である▼プロゴルフ
ァーの上原彩子選手は伊藤園レディス2日目にしくじった。ミスで19ホールそれぞれに2罰打加
算のペナルティーを受けた。しかもスコアの過少申告をしていたとの判定でさらに30罰打加
算。合計68もの加算で「141」。ワーストを記録して予選落ちになった▼なぜそのようになった
のか。試合当日は雨が激しかった。球には芝や泥が付く。このため球を拾い上げ、拭くことが
できた(ローカルルール)。ただし「元の位置」に球を戻さなければならない。上原はこのローカ
ルルールを勘違いした▼アメリカではこうした場合、「1クラブ以内の置き直し」になっている。
だから球を拭いた後、コンデションの良い場所を選んで、球を置けばよい。アメリカでのプレー
が多い上原は勘違いしたのである。さぞ悔やんでいることだろう。フアンもさぞかし、がっかりし
ていることだろう▼さらに、同じ大会で松森彩夏選手もしくじった。汚れを拭くためにグリーン上
のボールを拾い上げキャディーに「渡した」。だがどうやら「投げた」らしい。ボールはナント、キ
ャディーの頭にあたって、そのまま池へ。池であっても球を替えればペナルティー。2罰打が加
算になる▼1打の違いで優勝したり逃したりのプロの世界では、これは大変なことである。キャ
ディーは池に入り、ずぶ濡れになってボールを探したが、深い池だった。ついに諦めて2罰打
になった▼人はときに、悔いが残ることをしてしまう。(とけいそう)


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