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愛縁奇縁
No.143:長岡市議選:女性の立候補予定者も現れた
市議選:トリプル選挙で熱気

○選挙の時期である。長岡では、新潟県知事選挙、長岡市長選挙、長岡市議会議員補欠選
挙がある。いずれも10月16日が投開票で、トリプル選挙になる。
市選管は投票用紙を色分けするなどして、間違いがないように工夫する。今から準備に忙し
い。
立候補者も投票する側も気が抜けない1ヶ月になる。

○新潟県知事選挙には前長岡市長の森民夫氏が立候補する。すでに主要地域に選挙事務
所を開設、着々と体制を整えてきた。
森氏の応援には自民党県連が支持を表明した。県内の各首長クラスでも支持表明が出てい
る。医療関係の団体も森氏支持を表明。現状では対立候補が出そうもなく、森氏がこのまま決
まりそうな気配である。

○森氏の優位が明らかであるためであろうか、民進党は候補者を立てないという。多様な課題
について有権者に選択肢を提供するのが選挙の役割と思うが、このままでは有権者は選択す
ることができない。有権者に選択権を提供できないのであれば、政党としてのけじめもない。
これで良いのだろうか。
しかもその一方で、森氏の支持もしないという。民進党支持者は各自勝手に投票することにな
る。これでは、森氏の1人候補を後押ししていると同じである。

○民進党は先の参議院選挙では輝いていた。他党と連携して女性議員を国政に送り込むこと
に成功した。だが、今回は違うようだ。よほどの人材不足なのだろうか。
蓮舫氏が党首に就任し、期待を抱かせている現状である。女性党首が輝いている流れに乗れ
ないのでは情けない。それとも、原子力発電所を巡る論争に関わりたくないのであろうか。
仮にも論争を避けたいのであれば、政党としての価値は半減する。

○それでも連合新潟は、森氏支持を表明した。同連合は民進党を支える中核団体と思われる
が異なる動きを示し、選挙を巡る対応は割れた。おかげで民進党の影はますます薄く感じる。
一方の長岡市長選には、藤井盛光氏(38)、小熊正志氏(66)、磯田達伸氏(64)が立候補の意
思表明をしている。3人はすでに事務所もオープンし公約を発表。市長のイスを目指して動き
始めた。

○市議会議員補欠選挙もいよいよ熱を帯びてくる。市選管による説明会(9月16日)には2名
の立候補予定者が出席した。しかも1人は女性で荒木のり子氏(34)。県議会議員をつとめた
松川キヌヨ氏の事務所内に拠点を構え、意欲満々である。
対するもう1人の立候補予定者は安藤栄治氏。長岡商店街振興組合の理事長であり、知名度
は高い。

○4月から女性活躍推進法(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)が施行にな
っている。女性の活躍はますます華々しくなる。市議会議員補欠選挙に女性の立候補予定者
が現れたことで、有権者の選択肢はさらに広がることになった。
どのような結論になるか。秋の涼気を打ち払うように選挙は熱気をはらんできた。
(黄色い風見鶏)


(黄色い風見鶏)

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