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愛縁奇縁:既往目次
合縁奇縁:No.157:国内での姉妹都市契約を進めたい
開府400年を機に

○今年は牧野家が長岡に入封になった1618(元和4)年からちょうど400年である。この節
目を祝おうと、「長岡開府400年記念事業実行委員会」(会長=磯田達伸長岡市長)が昨年立
ち上がり、種々の準備が進んでいる。
イメージポスターも決まり、ロゴマークについてはその使用がずいぶん緩やかである。市民の
様々な企画にロゴマークを使用することで、機運は一層もり上がることだろう。

○中でも「市民企画実施事業」は平成29年度分がスタートしている。「協賛事業」には清酒の新
銘柄販売、カレンダーの制作など多種多様でにぎやかだ。
イベントでは。長岡市出身で院展の日本画家浦上義昭画伯が個展を開催する。東京フィルハ
ーモニー交響楽団による長岡特別演奏会 オール・ベートーヴェンプログラムもある。
市民参加型の記念事業は街の活力を引き出すに違いない。

○牧野家の藩士で構成する柏友会(会長==伊丹耿一氏)ではこの節目を機会に、さらに最
寄り都市との親交を深めたいとする。
戊辰戦争から150年でもあり、昨年11月には会津若松市から市長はじめ訪問団が来岡してい
る。戊辰戦争でともに戦った因縁の両市は姉妹都市などの具体的な形で、友好を深めたとし
ての訪問だった。
長岡市はすでに米国のフォートワース市およびホノルル市、ドイツ・トリアー市、スイス連邦ロマ
ンモティエ・エンヴィー村、フランス共和国領ポリネシア(タヒチ)などのほか、友好都市としてド
イツ・バンベルク市がある。
こうした海外との友好関係に加えて、国内での交流を深めることは有意義ではないか。

○同会会長の伊丹市は、牧野家との流れの交流を考える。牧野家発祥の地は愛知県豊川市
である。長岡入府前の拠点牧野家の拠点は大胡。現在の前橋市になる。会津若松市は戊辰
戦争で同盟を結んで共に戦った。豊川市には「牧野康成公顕彰会」がある。前橋市には「牧野
康成公顕彰会」が、会津若松氏には「長岡藩士殉節顕彰会」がそれぞれあり、活動している。
長岡では「柏友会」が毎年戊辰戦争の戦没者を悼んで慰霊を重ねてきた。

○関係都市との友好関係樹立は長岡の観光振興にも有効である。
長岡市には国際交流センターがある。その尽力もあって海外との交流は前述のとおり進み、
すでにいくつかの姉妹都市や友好都市が実現した。これらの実績を参考に、国内での交流を
高める、ちょうど良い機会である。
国内版の交流センターを設置するなどして、大いに推進したいものである。
(黄色い風見鶏)



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合縁奇縁:No.156:人口問題を探る(2)
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