購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
新刊案内『長岡築城物語』、『いい湯めぐり温泉紀行』:詳しくはこちら
記者を募集しています(0258−32−1933:星野へ)
大星 光史選
睦月の秀句‐1
長岡市 大図 栄子 小春日や老いゆく母の笑皺
【評】母の老いにそっと心を寄せるやさしさ。あなたはやはり俳句をやっていてよかったですヨ。
その心―。
睦月の秀句‐2
長岡市 矢島 佳子 買物のメモを片手に年の市
【評】「年の市」とても多忙な中にも、「楽しそう」な感じがしますね。何よりですナ。お元気で―。
睦月の秀句‐3
長岡市 田村 藤枝 母の味引き継ぐおせち娘(こ)に送る
【評】母と娘の"愛情"、「おせち」にしみじみと通ってとてもよろしき句ですね。
睦月の秀句‐4
長岡市 津端 セツ 笑い合う小春日和の立ち話
【評】愉快な人と人の和。小春びより。実に良い俳句風景―。
睦月の秀句‐5
長岡市 甲野 栄子 台風にしゃがんで咲いてるコスモスや
【評】微妙な心の流れ。台風…。一つのポエムですネ。
睦月の秀句‐6
長岡市 田中 シズ子 初詣心ゆたかに陽を拝む
【評】拝む日の出のゆたかさ。「初詣」と。楽しい人生、句でしたナ。
睦月の秀句‐7
長岡市 今井 敏 葉の落つるほかに音なく山暮るる
【評】他はもの音のない冬の景。詩心としては何よりですヨ。
睦月の秀句‐8
長岡市 島田 文代 初日記余白にちょっぴり本音はく
【評】結句が面白い―。正月初日。その記録、気分はいかがかな?
佳作
長岡市 林 惣峰 孫産まる知らせを受けし初電車
長岡市 小林 良子 大根(だいこ)引き形様々美足かな
長岡市 田村 明子 待つことの多い一日師走かな
長岡市 藤原 一夫 パチパチと庭で暖とる焚火かな
長岡市 青木 流子 葱の饅(ぬた)作りて夕餉整ひぬ
長岡市 小林 仙子 雲きれてスーパームーン午前二時
長岡市 小熊 茂子 風だけがすまぬと言っている落葉かな
長岡新聞社では、短歌・俳句を募集しています。子供から大人まで、初心者でも大歓迎。多く
の応募をお待ちしています。 記者を募集しています(0258−32−1933:星野へ)
購読の申込みも同番号へ
|