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中之島で1年3ヵ月遅れの成人式
「故郷に恩返しをしたい」
 
令和2年度の中之島地域成人式が11月21日、1年3ヵ月遅れで開催になった。同年度の成人
式は新型コロナの影響により各地域で延期されており、未実施の与板・和島の2地域では令
和4年8月に実施予定である。
当初は昨年8月の予定だったが新型コロナ感染の拡大で延期されていた。そして今年度の成
人式と同じ今年の8月に開催を計画したが、コロナ感染が収束せず、「できるだけ大勢が集ま
れる機会に」という実行委員の意向で都合3度の延期を経ての開催となった。
該当者107人中50人が出席、首都圏から駆け付けた人もいた。「新成人」も21〜22歳になり、
中学校卒業以来7年ぶりの再会を喜ぶ笑い声で会場はあふれていた。

感染対策を徹底し手の開催

会場にはカメラを複数設置し、リモート参加も可能とした。感染対策を徹底し、保護者の参列
は無く、来賓は中之島地域選出の松井一男市議会議長ひとりにしぼった。
 式典は、中之島中学校卒業生代表の8人による実行委員が進行。吉田泰人さんが司会を
し、田之口竜士さんが開式のことばを述べた。
 高見真二副市長が「中之島は自然に恵まれ、大口レンコンが全国的に知られ、交通アクセ
スもよく、地方分散の受け皿としての価値が高まっている」と、長岡ワーカーを推進する磯田達
伸市長のはげましのことばを代読したあと、中之島から東大初代総長の池田謙斎という人が
出ていることを紹介し「郷土に自信と誇りをもって生きて欲しい」とエールを送った。
 来賓として招かれた松井議長は「不透明な世の中だが日本は人権や民主主義が確立し戦
争がない国。希望をもって身近なところから一歩ずつ努力を重ねてほしい」と祝辞を述べた。
 そして真納菜月さんが新成人を代表して「生まれ育った中之島に恩返しができるよう、高い
志を胸に努力していくこと、自分の行動に責任をもち社会の一員として常に前向きに歩んでい
くこと」を誓った。

式典を開催できてよかった 

 式典終了後、壇上のスクリーンに中学校の恩師からのビデオレターが投影された。懐かしい
先生方の顔が投影されると、緊張もほぐれ、「変わんねー」、「わー、ヤバい」と声が上がった。
 小1時間で日程は終了したが、全員がロビーに残って旧友との別れを惜しんでいた。
 誓いのことばを述べた真納さんは、新潟の大学生だが授業がリモートになり今は実家で暮ら
している。発表原稿は1年以上前に書いたものなので、少しだけ直したという。「日が経って成
人式の気分ではなくなったが友達に会うことができ、式典を開催できてよかった」と喜ぶ。
 「連絡を取り合ってご飯を食べに行けるので、皆と会えてよかった」とコロナ後を楽しみにする
男性もいた。

【池田謙斎】
1841年、中之島の入沢健蔵の次男として誕生。江戸で漢学やオランダ語を学び、緒方洪庵
の適塾に入門。さらに西洋医学所に入学し、幕府の医員であった池田多仲の養子となって長
崎でオランダ医学者に師事。明治維新後はベルリン大学に留学した。
東京大学が創設された時、初代医学部長職に就任する。当時は東大に全学部を統括する総
長を置いていなかったので、法文理学部長職の加藤弘之との2人が事実上の初代総長とされ
ている。日本最初の医学博士号を受けた。1918年死去。

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長谷川邸でかやぶき屋根を葺き替え
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