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 川口地域の河川整備に大平沢川を追加
住民説明会を開催
 
新潟県(長岡地域振興局地域整備部土木部河川管理課)は、すでに策定済の信濃川水系魚
野川圏域の河川整備計画を一部変更し、川口地域を流れる大平沢川(1級河川)の整備を追
加する。これに係る整備の進め方について令和3年12月16日、長岡市川口支所で第2回の住
民説明会を開催した。

大平沢川の改修を進める

追加対象になる大平川は、川口市街の中心部(長岡市東川口地内)を流れ、魚野川の支川で
ある松沢川に合流。松沢川はさらに魚野川に流入し、信濃川に合流する。魚野川の2次支川
と位置付けられている。
流路延長は約900b、流域面積は約1200`uであるが、平成29年7月の豪雨では同河川
が氾濫し、川口市街地では床上浸水24戸、床下浸水60戸の被害を出した。JR越後川口駅前
通りが水没、長岡市役所川口支所の正面および裏通りも水没し、復旧活動に困難を伴った。
この時の豪雨は、下越・中越・佐渡で非常に激しい降雨を記録しており、総雨量300ミリ、1時
間に100〜110_の猛烈な雨だった。大平沢機場では24時間で244_の降雨だった。
県では豪雨に先立つ平成3年度に松沢川との合流地点にポンプを整備。さらに平成3年度か
ら10年度にかけて松沢川合流点から宮前橋(県道小千谷川口大和線)の間220bにかけて
流下断面を確保するための河川改修を実施済であったが、短時間での非常に強い降雨に被
害を防ぐことができなかった。
今回の追加変更は、こうした平成29年7月の豪雨被害を教訓に、水害の抑制力をアップする
もの。流路総延長約900bから改修済部分(220b)を除いた680bを対象に河道拡幅、川
床掘削、築堤、護岸を行う。

自然環境にも配慮した川づくりとする

住民説明会に参加した住民からは、商店街、住宅のなかを流れるため「川を大きく変えるの
か」「川の作りがどんなふうになるのか」「何年後の話なのか」等の疑問が提示され、県は「これ
から30年先を見通しながら段階的に工事を進める」と説明した。さらに、「住民の憩いの場の
創出に努めるとともに、動植物が生息・生育する自然環境にも配慮した川づくりとする」と話し
ている。
今後は令和4年1月に沿川地公共や関係者による協議会を開催し河川整備計画(変更原案)
や住民説明化の結果を報告する。これを受けて河川整備計画(変更案)を作成。地公共団体
の長(首長)の意見を受けたうえ北陸地方整備局長
++の認可を受けて河川整備計画(変更)の決定となる。その後、同計画を公表することになる
が、令和4年1月の協議会以降の日程は未定である。
段階的に進められる河川改修工事であるが、これにより豪雨禍は防げることになり、地域の
期待は大きい。

「水防災意識社会再構築ビジョン」

国土交通省では、「水防災意識社会」をより一層、充実・加速化させ、一刻も早い再構築をめ
ざして「水防災意識社会再構築ビジョン」を策定している(平成27年12月11日策定)。魚野川圏
域を含む信濃川中流域では同ビジョンに基づき、国・県・市町村などで「信濃川中流及び魚野
川大規模氾濫に関する減災対策協議会」を構成。減災のための目標を共有し、連携して水防
災意識社会の再構築に取り組んでいる。
さらに近年は激甚な水害や気候変動による水害の頻発化に備え、国・県・市町村内の関係者
で「信濃川水系(信濃川中流)流域治水協議会」を設立。関係者が協働して流域全体で水害を
軽減する「流域治水」を計画的に進めている。


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