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 第15回「越後長岡ひなものがたり」始まる
市内各所に多彩なひな人形ずらり


 大手通りを中心に、商店街の店舗などにひな人形を飾るイベント「越後長岡ひなものがたり」
(第15回)が2月17日から3月9日まで、市内34カ所で開催になる。
同イベントは「ひなまつり」という季節の催しを通して、多くの人に日本の伝統文化を楽しんでも
らい、大手通り商店街の活性化に繋げようとして平成20年2月から始まった。今回で15回目に
なる。主催は越後長岡ひなものがたり実行委員会(事務局=一般社団法人長岡観光コンベン
ション協会、小川八重子委員長)。

限定商品や特別サービスも

 今年も新型コロナウイルス感染症対策が必要になっている。3密対策を取り、マスクの着用
をしながらの開催。大がかりなイベントやスタンプラリーは実施しない。
 おひなさまの展示は、ゲストハウス街宿(樋熊ビル)、醸造のまち摂田屋酒ミュージアム醸
蔵、タニタカフェ=つるし雛、河井継之助記念館=越後与板藩雛、山本五十六記念館=元禄
雛、ギャラリー沙蔵=享保雛・元禄雛ほか、長岡市社会福祉センタートモシア=つるし雛など
34カ所となっている。
 期間中はおひなさまの飾りのほか、限定商品や特別サービスを用意する店舗(とっと、ホテ
ルニューオータニ日本料理胡蝶、紅屋重正、ギャラリー沙蔵、ナカノ手芸店、長岡市社会福祉
センタートモシア、いろはCafe、摂田屋6番街発酵ミュージアム米蔵ほか)もあり、楽しみが多
い。
主催者では春を呼ぶおひなさまによって、まちの賑わいを高めたいとしている。

主なおひなさま展示

▽河井継之助記念館(長町1)=与板藩主から拝領した「与板藩主雛」を展示する。江戸時代
後期の作と伝わる雛で、与板藩10代藩主井伊直朗(なおあきら)、11代藩主直暉(なおてる)の
時代のものとされる。
同藩は当初、牧野長岡藩の支藩として立藩した。与板牧野家はその後1702年、小諸に移封
になり一時、幕領時代を経て井伊家が藩主。
▽山本五十六記念館(呉服町1)=「元禄雛」。元禄時代(1688〜1705年)は武士だけでな
く、庶民も徐々にひな人形を持てるようになった。世にいう「元禄文化」の時代である。この時代
のおひなさまは「元禄雛」といい、江戸中期に花開いた文化の香りを感じさせる。
なお、15回の節目を機に、同ひなものがたりは一応の区切りになる。


越後長岡ひなものがたり開催中:市内34ヶ所に多彩なひな人形ずらり
JR長岡駅周辺の大手通りに並ぶ商店街の店舗などを中心にひな人形を飾る毎年恒例のイベ
ント「第15回越後長岡ひなものがたり」が開催されている。市内34ヵ所で、段飾りのひな人形や
吊り雛などが街に華やかさを演出している。月9日まで。問い合わせは長岡観光コンベンショ
ン協会(大手通2、32‐1187)へ。

長岡藩主・牧野家ゆかりのひな人形

 長岡藩主の牧野家ゆかりのおひなさまなどが13日まで市立科学博物館(幸町2さいわいプラ
ザ内)で展示されている。江戸時代後期から昭和初期にかけてのひな人形や道具類が並び、
訪れていた人たちの目を楽しませている。
 市中心部などで店頭にひな人形を飾る「越後長岡ひなものがたり」で、2008年の初回から
牧野家が所蔵するひな人形は披露されてきた。市立科学博物館がさいわいプラザに移転した
2014年からは、毎年ひな祭りの時期に合わせて「長岡藩主牧野家ゆかりのおひなさま展」と
して飾っている。
 今年は牧野家17代当主の忠昌氏の母親が、華族の高倉家から嫁いだ際に持参したひな人
形などが展示されている。江戸時代後期に制作されたもので、徳島藩・蜂須賀家、津藩・藤堂
家、高倉家を経て現在は牧野家が所蔵している。
 また、12代当主の忠訓の正室が布を縫い合わせるなどして作ったひな人形と日本画家の木
村武山の描いた絵を組み合わせた「押絵雛」も飾られた。ひな人形だけでなく、実物そっくりに
細部まで精巧に作られた道具類も並ぶ。
 牧野さんは「五人囃子の着物などもしっかりと見てもらえれば、細かい工夫が凝らされている
のが分かる。この機会にぜひ見に来てほしい。節句をはじめとした今に残る伝統文化を継承し
ていきたい」と話していた。
 入館無料、午前9時〜午後5時まで。

鶴亀社のおひなさま

越後長岡ひなものがたり実行委員長の樺゚亀社(呉服町1)・小川八重子会長(69)は、「大手
通りに人を集め、交流の場を作りたい。細々でもいいから、街にひな人形を飾るところを増や
したいという思いでこれまでやってきた」と話す。
近年、飾る場所や片付けなどの問題で、ひな人形を飾らない家庭が増えている。この現状を
受け、依頼者から引き取った100年ものの特別なひな人形のみを集めた展示を行ったことも
あった。しかし、全てのひな人形を預かることは難しい。「ひな人形を飾る場所がなく引き取って
ほしいという方とひな人形が欲しいという方を繋ぐ仕組みをつくってほしい」と語った。また、小
川会長は留学生のお土産にと、提案しているという。「『次のあなたへ幸せを』とまた物語を繋
いでいきたい」。そんな思いが「ひなものがたり」の名に込められている。
コロナ禍での開催について「お客様との接点が少なくなってしまった。昨年は、ひな人形を外か
ら見るだけという人も多かった。参加型のイベントができず寂しい」とし、「以前のように、人が
にぎわうイベントができたら」と語った。
同社は、通りに面したショーウインドーに「京人形 伝統的工芸品 有織卸ひな飾り」を飾る。
艶やかな衣装を身にまとったお雛様とお内裏様が目を引く。

紅屋重正(表町1)のおひなさま

「木目込み人形八段飾り」を展示。長岡地区としては珍しい丸顔のひな人形が人々を和ませ
る。5、6段目に並ぶのは7人の楽人。太鼓と笛などを手に能楽を奏でる五人囃子が一般的だ
が、この段飾りでは雅楽の楽器を持っているところが特徴だ。また、期間中の限定商品として
「桜もち(小倉・こし)」(216円)、「苺餡どら焼き」(270円)を販売。なくなり次第終了。
3月9日まで。問い合わせは長岡観光コンベンション協会(大手通2、32‐1187)へ。

江口だんごのおひなさま

 江口だんご(東坂之上町2)では、「現代びな親王飾り」を展示。店内では、ひな人形と一緒に
桜の花を飾るとともに、ひなあられ、ひし餅、桜餅を販売し、ひな祭りや春を感じさせている。
3月9日まで。問い合わせは長岡観光コンベンション協会(大手通2、32‐1187)へ。

互尊文庫のおひなさま

市立互尊文庫(坂之上町3)で2月19日、小学生以上を対象としたひなものがたり関連イベント
「姉様人形のしおりづくり」が行なわれた。小学生から一般まで5名が参加し、花柄の和紙や厚
紙などを使って、しおりづくりを体験した。姉妹で参加した坂之上小4年の中川和奏さん(10)は
「楽しかった。またやりたい」と笑顔だった。また、同館入口には、利用者により寄贈された七
段飾りのひな人形が飾られ、来館者を楽しませている。

横山商店のおひなさま

 横山商店本店(大手通1)では、昭和41〜42年頃、初孫のお祝いとして、祖父が東京へ汽車
に乗って買ってきてくれたという、かわいらしい五段飾り雛が並ぶ。
3月9日まで。

トモシアのおひなさま

長岡市社会福祉センター「トモシア」(表町2)では、七段飾り雛のほか、手芸愛好家が集う「さ
るぼぼサークル」が手がけた吊り雛やお細工物が並ぶ。小さな人形や華やかな飾りが吊るさ
れた吊り雛は、子供の健やかな成長・長寿・財運を願い、着物の端切れ等を使って各地で作ら
れてきた。それぞれ意味があり、草履は丈夫な足腰を、柿は「賀来めでたいことがある」と伝え
られている。
3月9日まで。問い合わせは長岡観光コンベンション協会(大手通2、32‐1187)へ。

おぐに折り紙アート:アオーレでひな祭りの展示会

折り紙を使って紙人形などを作る「おぐに折り紙アート」の展示会「おひな様と花と花火のアート
展」が3月4日まで、アオーレ長岡の市民協働センターで行われている。教室を主宰する相波
葉子さんと教え子たちの創作びな約130点が並び、来館者らに微笑みが溢れていた。
 相波さんは、折り紙アートの創始者。折り紙で人形や桜、アジサイ、モミジなどを折り、これを
色紙などに貼り付け、さらに俳句や短歌を書き込むことで季節の風物詩を創る。2005年に創
始した。在住する小国地域だけでなく、市内各所で教室を開き折り紙アートの普及に努めてき
た。現在は毎月、アオーレ長岡で教室を開く。
 近年、相波さんは100を超える折り紙を組み合わせて、花火などを表現する大作を手掛け
ている。長岡まつり大花火大会や復興祈願花火「フェニックス」を題材にした作品は高く評価さ
れ、フランスやオランダなど国外での表彰も受けた。
今回は、奈良市美術館での「美術評論とともに観る美術展」で令和日本藝術アカデミー大賞、
東京交通会館での「美の視点」での創作作家大賞、沖縄県立博物館での「戦争と平和を考え
る切手展in沖縄」で日本平和藝術貢献大賞を、それぞれ受賞した作品も披露している。
 同展は毎年、ひな祭りの時期に市内各所でひな人形を飾る「越後長岡ひなものがたり」とコラ
ボして開かれている。市民協働センターの壁3面に、相波さんとアオーレ長岡の教室に通う教
え子11人らの作品が飾られた。ひな人形を中心に、干支の五黄の寅や正月の風景などを折り
紙で表現した作品が並ぶ。
 また、相波さんは小国小学校で2月10日、2年生全員に折り紙アートの指導をした。児童たち
が思いを込めて作ったひな人形のコーナーも設け、色とりどりの愛らしい姿で来館者を出迎え
ている。
 このほか、相波さんと交流がある栃尾地域の伝統品「栃尾てまり」作家の福王寺三千代さん
が、全国ごてんまりコンクール(秋田県由利本荘市)で秋田県知事賞を受賞したことを記念した
作品なども展示している。

 今年に入ってからも相波さんは、令和日仏藝術交流大賞や日本伝統文化伝承作家大賞な
どを相次いで受賞しており、「さまざまな所で作品が評価されてうれしい。これからも、いい作品
を発表していきたい。コロナ禍で暗くなる中、手作りのひな人形を見て少しでも明るい気持ちに
なってもらえれば」と話していた。
 期間中の26日、体験教室も開かれる。要申込で、材料費300円。問い合わせは相波さん
(рO80―8026―2228)へ。





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栃尾文化センターが閉館になる
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