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雪国の里山の自然を楽しめる雪国植物園(宮本町3)が19日、今年度の営業を開始した。園
内はまだ雪が残るが、大原久治園長は「4月が近づき雪も一気に溶けている。雪割草は見ご ろになった。春の草木も開花を始めている。園内を回り、雪国の里山を見て、知って楽しんで ほしい」と、見どころを話す。
約850種類の雪国の植物が群生
同園は、雪国の風景や自然を次代へ伝えていこうと、大原園長の呼び掛けに賛同した市民
ボランティアが、1985年から整備を始めた。地元住民のボランティが大きな力を発揮し、間伐 や遊歩道の整備など10年あまり造成を続けた。96年に開園。現在も整備は続けている。
大原園長は「自然相手で終わりはないが、2025年に工事開始40周年の意味も込めて一応の
完工式典を行いたい」としている。
同園は雪国の里山の自然体系にこだわり、外来植物や園芸植物は植栽せず、県内に自生
する草木のみで構成した。約35万平方bの広大な敷地には、雪割草やシラネアオイなどの山 野草を中心に850種類あまりの植物が群生し、変化に富んだ四季折々の姿を見せている。
雪割草やシラネアオイなどが見ごろを迎える
2月末に季節外れの寒波があり雪解けが遅れ、山野草の開花にも影響した。だが例年通り
に開園の運びになった。
春の山野草の代表で、同園で一番人気の高い雪割草は、25日ごろから4月上旬にかけて満
開を迎えるという。これから、約50万株がピンクや白、紫といった花をつけていく。
ショウジョウバカマやキクバオウレン、フキノトウなど、春の訪れを告げる草木も芽吹いている。
カタクリやミズバショウ、キクザキイチゲ、ザゼンソウなど春の草花が開花を始め、日を追うご
とに園内は彩りを増していく。4月には山野草の女王と呼ばれるシラネアオイが見ごろを迎え、 優美な姿で見る人たちを楽しませる。
昨年の来園者は約2万2000人で、コロナ禍の中であったが前年から約3000人増となっ
た。秋に園内の約30万本のヒガンバナを初めてPRした際には、10日間で約6000人の来場 者があった。これが来園者増の大きな要因という。
ボランティアガイドも充実
大原園長は「花の魅力に気づき、感激できるように園内を整備すれば人は来てくれる。これ
からも心が癒される、すてきな世界を作っていく。どの季節に来ても楽しめるので、一度は足を 運んでほしい」と話していた。
同園は11月15日の閉園まで無休。開園時間は午前9時〜午後5時まで(入園は午後4時30
分まで)。入園料は18歳以上400円、小中高校生50円、未就学児は無料。ペットの同伴は不 可。
園内散策時に、園内の見所や山野草の説明をするボランティアガイドを頼むこともできる。
問い合わせは同園(46―0030)へ。
詳しくは星野まで。(0258−32−1933) (naganews@crest.ocn.ne.jp)
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