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「日本維新の会」の馬場伸幸代表が、2025年開催予定の万博について「絶対にやめない。
国のイベントだから、世界から信用を失う」と断言した。予算規模が膨れ上がり、オリンピックと 同様の垂れ流しになりそうな事が、中止の声になっている。馬場代表は、これに反論したも の。だがSNSでは批判が殺到した▼「世界の信用の前に国民の信用が大事」「これじゃ独裁」 「絶対にやめないなんて維新が決められること?」「そこまで強情なら赤字分は税金なんかで 補填せず全部、維新が払え」。急激な物価高騰で、先行きの不安感が広がっているなか、庶 民感情を逆なでしてしまった▼ちょうど時を同じくして、内閣機密費を流用してアルバムを制作 した話が流れている。機密費は使途を秘匿することで、国の安全に役立てようとする国費だ。 それを流用して1冊ン十万円を費やしたとか。「いくら使っても良い」とハッパをかけたとみら れ、このタレ流しが影響している▼公共投資による経済効果はあらかじめ計算できる。だから 景気対策として重視される。新潟県では算出のための手順を、ホームページ上で公表し、透明 性に努力している。だが軽率な発言や行動のおかげで、バラマキと利権まみれに感じられるよ うでは本末転倒だ▼維新の会は清新なイメージがあったのに、だんだんと旧態に似てきたの が惜しい。(とけいそう)
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