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長岡花火中止か
現状での開催は難しい:コロナウイルスで
(2020.4.11)
新型コロナウイルスによる感染症が増加している。長岡まつりはどうなるのか、市民の関心も
高まっている。磯田達伸長岡市長は4月1日、記者会見で「長岡市の大きなイベントであるが、
コロナウイルスの影響を受け全国的に5月、6月のイベントが中止となっている」と前置きし、
「感染の終息に力を注いでいるが、今後どうなるか。判断のよりどころになるデータなどの分析
もまだ出ていない」と指摘。開催か中止か、いずれにしても発表時期を「ベストは4月13日と思
っている」とした。

開催・中止の判断は今月中にしたい

磯田市長は「100万人を超える人が動く長岡花火の開催は、コロナウイルスの感染が拡大し
ている今の状況では難しい」とする。「オリンピックも中止となっている」と語り、「ウイルスの封じ
込めがうまくいって、確信が持てればと思うが、現状では、どのような催し物も難しい状況だと
思う」。「花火財団で判断するが、開催、中止、いずれにしても今月中旬又は今月末には発表
したい」と話す。13日は観覧席の市民向け先行申し込みが始まる日であり、重要なめどにな
る。いま1つは5月15日。先行販売による観覧席の代金が引き落とされる日である。
さらに磯田市長は「長岡市民にとって、8月1〜3日は、慰霊・復興の特別な日であり、いくつも
の苦難、試練を乗り越えてきた思いが強い。それらを踏まえ、市民の思いが一つになるよう
に、何らかの形にしていかなければならないと考えている」と述べた。

安全最優先に考えていかなければいけない

一般?長岡花火財団の見真二理事長(長岡市副市長)は財団としては「現状では中止せざる
を得ないと思っている」と述べながらも、「市長、商工会議所トップの意見をあおぎながら、県の
状況、全国・世界の状況も視野に入れて判断」する。「遅くとも5月15日には発表する」と話す。
また15日をリミットと考えることについては、「これを過ぎると、会場設営や準備に関わる業者
への違約金などが発生してくる」とのことで、「業者からは早く聞かせてくれ」といわれていると
説明した。
「長岡が中止にすると、全国一斉に大きな花火大会は中止となるだろう。そうすると、今まで長
年お世話になっている全国の花火師さんにも申し訳ない思いもある」と長岡花火の中止がもた
らす影響へ思いを巡らすが、「安全最優先に考えていかなければいけない」とした。
過去には雨の影響で1週間ほどの延期はあったものの、中止は戦後の復活(1947年)以来
初めてのことになる。

延期は考えていない

延期も考えられるのであるが、見理事長は「それは無いです」ときっぱり。
「秋に延期となれば台風などの季節にぶつかる。コロナウイルスが終息しているかどうか、まだ
わからない。冬や春の河川敷は寒い。警備体制も多くの人が必要で現実的に無理である」と
説明した。
 それにしても8月1日は長岡市民にとって大事な日である。見理事長は「白菊だけをあげ
るなど、何らかの形で出来ればと思っている。フェニックスをあげるとなると大勢が河川敷に集
まってしまう」と問題点も指摘した。

市民は「中止が当然」との受け止め

新型コロナウイルスの蔓延が止まらない。県内ではついに35人の発症を見た(4月3日現在)。
長岡市長や長岡花火財団からは中止もやむを得ないとの趣旨の指摘が出てきた。そこで市
内の声を拾った。
市民の声の大勢は中止が当然との見方である。「慰霊と鎮魂の花火を、今生きている人達が
危険をおかしてまでする必要は無い」「最近の花火は観光目的になっている」などの指摘もあ
った。

主な意見
主な意見は次の通りだった。
▽20代女性=毎年楽しみにしていたので中止は残念です。でもこの状況では、開催してほしい
とは言えない。小さな子どもが2人いるので感染が怖いです
▽40代男性=この状況で開催する方がおかしいでしょう
▽50代女性=世界情勢を見ても開催は難しい事は解っている。早く中止と、はっきり言って欲
しい
▽60代男性=しょうがない。新型コロナウイルスが流行っている限りできないでしょう
▽60代女性=オリンピックも中止になっているわけだし、花火を行えば密集して危険、中止に
なって当たり前。
慰霊と鎮魂の意味を込める花火を、今生きている人達が身の危険をおかしてまでする必要は
無い。
最近の花火は観光目的になっているから、本当の市民の思いは無いように感じる。市民にメリ
ットは無い。
どうしてもするのであれば、白菊を中心とし、静かに祈りをささげるだけでいい
▽70代女性=花火は開催した方がいいけど、仕方ないですね。密集するし開催は無理ですね
▽70代夫婦・妻=残念ですが仕方ないですね
同・夫=しょうがない。経済界も大変だと思いますが、市民の命のほうが大事です
▽85歳男性=やれやれ、せいせいする。打ち上げ場所の近隣に住んでいるので、毎年うるさ
過ぎてかなわないと、常日頃から思っていた。
それでも白菊と三尺玉の時だけは外に出て見ている

スポンサーの反応は

「長岡大花火大会」は毎年8月2、3の両日に信濃川河川敷で行われてきた。今年はコロナウ
イルス感染症の拡大から、中止の是非について判断を迫られている。
対策は後手に回っている感が否めないなか、花火大会を主催する一般?長岡花火財団は4月
1日理事会を開催し、同財団理事長の高見真二長岡市副市長が今夏の花火大会中止を検討
していると発言した。
長岡の重要な最大イベントの中止を検討しているとの発言に、激震が走っている。このため弊
紙では、2019年の大会スポンサーにアンケートを実施し、「中止を含めた検討がされているこ
とについて」、「中止の場合の影響について」の2点について記述式で回答を得た。回答は紙
面に掲載することとし、関係者の判断の材料に供したい。
なお回答は、記名か無記名かを選択できる方式としている。

13日までには結論か

長岡まつりは1日に行われる前夜祭を「平和祭」に改め、長岡商工会議所主催で開催。2日の
昼行事は長岡観光コンベンション協会が、3日の昼行事は大手通商店街振興組合がそれぞ
れ主宰を担っている。一方、花火大会の運営は一般?長岡花火財団が担当している。この結
果、長岡まつりと花火大会は二極化し、長岡まつりの一体感が薄まっているとの指摘も出てい
る。
そうしたなかで来週13日には花火大会の市民枠の申し込みが始まる。主催の花火財団は理
事会を開き、さらに長岡まつりの統括本部会議も招集され、各行事の主催者と意見の取りまと
が図られている。

アンケートの回答
「中止を含めた検討がされていることについて」

▽世界的な事態に中止は当然と捉えている。遅きに失するくらいである。

▽野外とはいえ、花火会場を設ければ密集は避けらず、花火会場を無くしては、運営の収支
が合わないでしょうから仕方がないと思います。(潟iンバ 社長 難波俊輔)

▽致し方ないと思います。

▽現況をよく確認し検討して頂ければよい。(決定されたことに従う)

▽長岡市民の一人として、また、大会を支える立場からも、心情として非常に残念ではありま
すが、現下の状況を考えると中止の検討や判断もやむを得ないと思います。
長岡花火は、長岡市はもちろん中越地域や新潟県の象徴とも言えるイベントです。中止の場
合は、それ以前に行われる各種イベントをはじめ、一人一人の行動にも当然、影響を与えるこ
とになろうかと思います。
できるだけ早期の収束を目指す意味でも、感染予防に対する、県内・市内の皆さまの危機意
識が大きく高まることにも期待したいです。
 また、8月に行われる花火大会の判断は早計なようにも見えますが、大切な長岡花火を今後
も永続するために、経済的な損失を最小限に抑えること、また、影響を受けられる方々が早期
に対策を立てる環境を整えることは、非常に重要です。
ついては、この時期の検討・判断も、十分あり得ると思っています。
「台風が来るからとイベント中止したが、結局当日は晴れた」という事例はよくある話です。財
団をはじめ関係者の皆さまの不断の努力に敬意を表すとともに、8月には「杞憂だったね」とな
ることを切に願うところです。

▽復興と平和を願う長岡まつりが、開催中止を含めた検討がされていることは残念であるが、
状況を踏まえると致し方ないのではないか。
スポンサーの立場から考えると、全国への会社のPR効果、従業員のモチベーション向上のた
め、地域との絆を深める社会貢献イベントであること、さらには地域経済の活性化のために
は、ぜひとも実施していただきたいとの思いはある。
しかし現下の新型コロナウイルス感染症の広まりや、感染拡大防止の観点等、見えない敵へ
の対応を考えると、中止の検討がされることは致し方ないと考える。

アンケートの回答
「中止の場合の影響について」

▽影響は色々考えられるが、具体的な事例には対応せざるを得ない。

▽経済損失。当社は花火大会による直接の売り上げはないため、その点では売り上げの影
響はないが、市内の企業に影響が出ると、回り回って売上減少が否めない。(潟iンバ 社長
 難波俊輔)

▽来場された方のお土産などの売り上げ減

▽私どもでは、すでに2月半ばから、関係施設の休館、各種会合等の中止・自粛を行ってお
り、花火大会の中止によって、何らかの影響をうけることはないと思われます。

▽長岡花火の中止ということになれば、地元経済に与える影響は甚大である(花火関連ビジネ
スの減少に伴う人員整理や倒産等)。さらに他のイベントの中止等にも波及し、さらなる悪影響
が心配される。


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