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 慰霊碑建立50年に『祈念誌』発刊
ガ島・ビルマ方面戦没者慰霊碑保存会

 平和の杜に慰霊の灯をともす
 ガ島・ビルマ方面戦没者慰霊碑保存会(小林源四郎会長、事務局=四郎丸・どんぐり保育園
内)はこの程『保存会発足五十周年祈念誌』を発刊した。記念の「記」を平和への祈りを込めて
「祈」とした、思いを込めた祈念誌である。
同会では、同会は1973年、西片貝町百闥轤ノ「平和の杜」を設営。ここにガ島戦没者565
人の慰霊碑を建立した。さらに77年にはビルマ方面戦没者3658人の慰霊碑も建立。太平洋
戦争の激戦地だったガダルカナル島やビルマ方面での県内戦没者を悼み、毎年9月23日に
慰霊の法要を続けている。今年も「平和の杜」に遺族約50人が集まり、圓光寺と了覚寺の2人
の住職が読経するなか遺族らは焼香。戦没者の御霊を悼んでいた。だが慰霊碑建立から50
年経過した。戦没者の遺族会員は一時4000人もいたが、高齢化や代替わりで現在は300
人ほど。50年の節目に当たり、同会では祈念誌を発行し、平和への思いを込めた。
同誌にはガ島の地図、今年9月23日の「慰霊碑建立50周年記念慰霊祭(追悼法要)」、全国ソ
ロモン会と交流などの写真が載り、思いが伝わってくる。
小林源四郎会長の「祭文」には資金、土地の確保、名簿の整備、等の多くの困難を乗り越える
事ができたと先人に深い敬意を表し、謝意を述べている。そして「二度と戦争のない真の平和
国家を築くことが御霊のご遺志に報いることだと考える。心を一つにして、平和の杜に慰霊の
灯をともし続ける」と誓っている。
同誌には花角英世知事、磯田達伸市長、加藤尚登市議会議長、貝沼一義長岡戦災資料館館
長、山本源太郎山本五十六記念館館長、天谷裕道全国ソロモン会信越連絡部がそれぞれ思
いを寄せている。
さらに遺族として関正史市議会議員、小林勲氏(新潟市)、岡貞夫氏(見附市)、さとうやすお氏
(詩人会議)各位の一文は心をうつ。

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