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INPEX長岡

世界最大級「メタネーション」施設を建設

実証運転を開始


  

 

越路地域の広大な丘陵地帯に、国内最大級の天然ガス生産施設(㈱INPEX長岡鉱場
越路原プラント来迎寺)がある。ここで世界最大級「メタネーション」施設の実証試運転
が完了し、実証運転を開始した。



新エネルギー創出(二酸化炭素削減)

同社は2021年から、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業
のもと、大阪ガス(本社=大阪市中央区、藤原正隆社長)と共同で、脱炭素社会の実現
に向けて「メタネーション」と呼ばれる試験設備の建設を進めてきた。

メタネーションとは、二酸化炭素と水素を合成してメタンを生成する技術。温室効果ガ
スである二酸化炭素を再利用してCO2排出を削減。そして、新たなエネルギー源の創
出を図ることができる。

このたび、試験設備に関わる建設工事及び試運転が完了し、実証運転を開始した。越路
原プラント内から出る二酸化炭素を回収し、水素と合成して合成メタンを製造。製造さ
れたメタンを既設の天然ガスパイプラインへの注入試験も2月に実施した。

同施設は田畑に囲まれ、自然豊かな環境の中に、鉄骨で組み立てられた強固な建造物が
並ぶ。1979年、石油・天然ガス開発企業INPEX(本社=港区赤坂、上田隆之社
長)は、この地域一帯の地下に豊富な天然ガスの地層を発見。5年後の84年には国内最
大級の能力を有する「越路原プラント」を建設した。今では国内生産量、埋蔵量ともに
全国1位であり、24時間365日ノンストップで生産を続けている。



「カーボンニュートラル」に欠かせない技術

メタネーション技術は火力発電所の燃料転換や都市ガスへの導入など、幅広い分野か
ら期待されている。また、経済産業省が掲げる「2050年カーボンニュートラル」運
動の目的達成には欠かせない重要な取り組みとなっている。

また、都市ガスで使用する際は、現存の導管にそのまま注入することも可能だ。現時点
の年間製造能力は、一般家庭およそ1万戸分の消費量に相当する。5年後には25万戸、
10年後には150万戸分のスケールアップを目指し、世界最大級となる。

INPEX低炭素ソリューション事業の落合浩志本部長は「越路地域の皆さんには、常
にご理解とご協力を頂いていることに感謝申し上げたい。今後も、安全第一に、クリー
ンなエネルギーを皆さんにお届けすることを約束したい」と固い決意を話した。






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