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あす県知事選

現職に新人2人が挑む

原発再稼働も争点に


  

 

任期満了に伴う第23回県知事選挙があす31日に投開票が行われ、夜には県民の審判が
下る。

3選を目指す現職の花角英世氏(68)ならびに、ともに新人で前県議の土田竜吾氏
38)、元五泉市議の安中聡氏(48)の3氏(いずれも無所属)が県内各所で17日間の
激しい選挙戦を繰り広げてきた。

花角氏は自民党と国民民主党、日本維新の会の県組織、公明党県本部が支持。県市長会
と県町村会の推薦を受ける。土田氏は社民党と立憲民主党県連が支持し、共産党県委員会
が自主支援。連合新潟の推薦を受ける。安中氏は政党や団体の支援を受けることができず
、草の根運動的な独自の選挙運動を展開してきた。


【花角候補】

 花角氏は14日午後3時、長岡市のアオーレ長岡前で街頭演説を行った。約300人の
支持者らを前に8年間の任期を振り返り、「財政再建」「災害対策」「新型コロナ対応
」そして「佐渡金山の世界遺産登録」といった実績を背景に県の新たな成長戦略を示し
た。

過去に幾度か見舞われた危機への対応を乗り越え、現在は「稼ぐ力」を中核とした経済
の活性化が最優先課題であると位置付ける。そのためには、企業の挑戦を後押しして収
益を拡大させ、その収益を従業員の処遇改善に還元させることで若者の県外流出を食い
止め人材を引き付ける。「魅力ある働く場所」を創出するという革新的な道筋が必要だ
とした。
 

柏崎刈羽原発の再稼働問題に一区切りをつけ今後は豊富な電源(ガス、水力、洋上風
力)を、脱炭素分野への国家的な投資を呼び込むための戦略的な資産として活用する方
針を明確にした。

「私は、安全・安心な暮らしという守りの基盤の上に、企業の挑戦と人材への投資を連
動させる攻めの成長戦略を推進したい。このかじ取りを任せてほしい」と訴えた。


【土田候補】

 

 土田氏は14日、花角氏の1時間前の午後2時にアオーレ長岡前で街頭演説を行い、約
100人の支持者らを前に声を上げた。花角県政が柏崎刈羽原発の再稼働判断で「県民
に信を問う」との約束を反故にしたと断じ、新たに「常設型県民投票条例」を提案。同
制度で民主的な正当性を取り戻し、即効性のある家計支援と賃上げ環境の整備で人口減
少を食い止める。とのストーリーを提示した。 
 

また新潟県が抱える課題として、「14万筆の県民投票請求が県議会で否決された経
緯」「官製談合の発生」「都市圏との賃金格差」「県立病院の赤字停滞」「農業の所得
不安」「子育てのコスト増」を列挙。その処方箋として、「直接民主主義の常設化」
「省エネ地産地消への転換」「入札・県庁改革」「若年・子育て家賃補助と保育・給食
無償化」「屋内遊び場の整備支援」「価格転嫁支援とジェンダー賃差是正」「上水道基
本料金の期間限定無償化」「個別所得補償のモデル事業」「県立病院の賃上げ・職場環
境改善」などについて訴えた。


【安中候補】

 

 

 安中氏は14日、立候補の届け出を済ませ新潟市中央区の万代シテイで街頭演説を行っ
た。

安中氏は過去に自身が公職選挙法違反で逮捕されたことを不当だと主張し、その経験が
政治活動の原点だとした。そして、新潟県の安全保障を確保する唯一の道は、原発の即
時停止と最終的な廃止であると断じた。この主張の根拠は、県民投票を回避した花角知
事の再稼働プロセスは正当性を欠くという「手続き上の欠陥」、そして地政学的緊張が
高まる中で日本海側の原発が軍事目標となる「国防上の脅威」という2つの柱からなる
。野党勢力が原発の明確な廃止を掲げない中、安中氏が立候補したのは、この争点を選
挙戦の中心に強制的に据え置くための戦略的な行動であるとした。そして、この戦いは
エネルギー政策の是非を越え、新潟の未来に対するリスクの許容度を問う住民投票その
ものであると主張した。

「野党候補が原発の即時停止・廃止まで踏み込んでいない現状で私が立候補を取り止め
たら、有権者から原発廃止という選択肢が奪われてしまう」と、危機感をあらわにし
た。


期日前投票は今日まで

 県内の5月13日現在の選挙人名簿登録者数178万8340人(男86万4983人、
92万3357人)で、4年前より約8万2079人の減となる。長岡市は21万521
0人(男10万4992人、女11万218人)。

 期日前投票は今日までで、市内ではアオーレ長岡と各支所、さいわいプラザ、リバー
サイド千秋の計13ヶ所で午前8時30分~午後8時まで(リバーサイド千秋のみ午前9時
から)となっている。







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