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寺泊地域の円上寺隧道(長岡市寺泊円上寺〜寺泊磯町)がこのほど、「令和3年度土木学会
選奨土木遺産」に認定されました。11月22日の「土木の日」に認定書の授与式を行います。同 隧道はは1913(大正2)年に着工し、15(大正4)年完成した河川トンネルです。
呑口(寺泊円上寺)から吐口(寺泊磯町)までの総延長は1203b、断面形状は円形で直径
3・6b。全てがコンクリート造りの「山岳工法トンネル」です。「日本最古級の総コンクリート製ト ンネル」といわれています。坑口構造はコンクリート製で「鳥居型」と呼ばれる冠木門形式とな っていて、これも大変珍しいものです。
現在の大河津分水と寺泊海岸部の丘陵地帯に挟まれた地域(下曽根、川崎、京ヶ入、弁才
天、本山、中曽根、蛇塚、当新田)一帯に広がっていた潟は、諸川の流入・氾濫・増水などによ る洪水や汚水の排水が進まないことによる幾多の困難がありましたが、同隧道の完成により 問題は解消しました。同時にトンネル工事の残土で埋め立てられた潟は美田に生まれ変わり ました。
さらに67(昭和42)年には、1本の隧道ではカバー出来なくなったため、さらなる排水対策として
「新円上寺隧道」を新設しています。
土木学会(新宿区四谷一)は完成から100年以上経っても現役として活躍する同隧道を貴重
な土木遺産として9月、「令和3年度土木学会選奨土木遺産」に認定しました。11月22日の「土 木の日」に認定書の授与式を行います。なお長岡市内では長生橋や越路地域にある「旧浦村 鉄橋」が、土木学会選奨土木遺産に認定されています。
【参考文献】
円上寺隧道に関する参考文献は以下があります。
▽『円上寺隧道東西合併「悪水抜き」完成100周年』=100歳を超えた日本最古のコンクリー
ト製河川トンネルパンフレット。新潟県長岡地域振興局地域整備部刊行
▽『寺泊町史研究 第6号』
▽『円上寺潟周辺の排水と干拓について』=元信濃川大川津資料館長渡部武男氏著
▽『寺泊地域郷土資料研究資料』
▽『島崎川東部普通水利組合による悪水路の開削』=長岡市文化財保護審議会委員鳴海忠
夫氏著
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