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大星 光史選
長月の秀歌‐1
長岡市 佐藤 松乃 潮風に逆らいながらそそり立つ岩の木々らに力を感ず
【評】結句の「力を感ず」は相手が岩に立つ木々。一首の気分がさわやかです
ね。
長月の秀歌‐2
見附市 岩間 高 祭り果て静けき社の境内に紀元二千六百年の記念樹をみぬ
【評】「紀元二千六百年」の記念樹。にぎやかな祭り終了後だけに深い感慨があ
りそうな詠。
長月の秀歌‐3
長岡市 今井 敏 芦の湖のきらめく水面遊覧の双胴船はゆるやかにゆく
【評】「きらめく水面」をゆったりと走る胴体が二つあるとも見える遊覧船。楽しい
限りですね。
佳作
見附市 旭山 正太 前を行く人に倣ひて夏草の匂い著けき茅の輪をくぐる
長岡市 吉田 貞子 締め切りの歌まとまらず外立てばつくつく法師の競い啼きいる
見附市 早川 モトエ 夜盗虫我を残虐にする憎き敵アスターの苗を切られて潰す
長岡市 青木 流子 団扇手にひと日籠りて水菓子を描きぬ冷房嫌いな私
見附市 吉原 貞子 七年は長生きするとう黒玉子大涌谷の売店に買う
悠久文芸、短歌・俳句を募集
長岡新聞社では、短歌・俳句を募集しています。子供から大人まで、初心者でも大歓迎。多く
の応募をお待ちしています。
応募方法は、はがきに自由詠3首、3句以内、住所、氏名(号)、電話番号を明記し、長岡新
聞社「悠久文芸 短歌係または俳句係」(〒940‐0071 長岡市表町2‐3‐1‐2F)へ。締め 切りは毎月末、発表は翌月第3木曜日発行の本紙上。神無月の短歌・俳句は、10月15日(木) に掲載予定です。
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