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大星 光史選
神無月の秀歌‐1
長岡市 佐藤 松乃
汗だくに草取り励むご褒美か摘み残された苺が光る
【評】「ご褒美」?楽しいですナ。それも摘み残しの「苺」。
良きかな「光る」その一首。
神無月の秀歌‐2
長岡市 高橋 実
デモの列止まればお互いの近況を報告しつつ平和行進
【評】同じデモでも平和行進!!こころゆたかな近況報告も
またやさしい雰囲気が真底にあった。
神無月の秀歌‐3
見附市 宮島 梅子
耳もとにねんねんころりと口寄せて唄い送りぬ安らかなれと
【評】自らの唄に「安らかなれ」とご本人自身の安らぎの歌。
こころのうたでもあろうかと思う。
佳作
見附市 早川 モトエ
待望の恵みの雨を喜びて裏の畑に大根を蒔く
長岡市 青木 流子
抱かるる曾孫五か月じつと見る底紅の木槿の花を
長岡市 大久保 千代野
旧姓で呼ばれ振り向くなつかしき何年ぶりかの呼び名も友も
見附市 齋藤 ひろみ 体温の残る座席を譲られて心ぬくもる混む電車内
長岡市 小熊 茂子
ワンチャンの話もはずむよニコニコと目元やさしく楽しげな秋
長岡市 今井 敏
秋分の温き日射しに三々五々花を抱えし墓地の人影
見附市 宇之津 金次郎
蛇行する歩みを自ら直さんと今日も両手に小さき荷を持つ
長岡市 田中 シズ子
見上げればぽっかりまるいお月様兎餅搗きお裾分けかな
長岡市 小林 仙子
水ばしょう皆と歩いてハイパチリきれいな私ちゃんと撮ってね
悠久文芸、短歌・俳句を募集
長岡新聞社では、短歌・俳句を募集しています。子供から大人まで、初心者でも大歓迎。多く
の応募をお待ちしています。
応募方法は、はがきに自由詠3首、3句以内、住所、氏名(号)、電話番号を明記し、長岡新
聞社「悠久文芸 短歌係または俳句係」(〒940‐0071 長岡市表町2‐3‐1‐2F)へ。締め 切りは毎月末、発表は翌月第3木曜日発行の本紙上。神無月の短歌・俳句は、10月15日(木) に掲載予定です。
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