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大星 光史選
水無月の秀歌‐1
新潟市 小船戸 久子
軽トラの苗箱一つ落し行く家族総出の晴れ間の田植
【評】結句の「晴れ間の田植」、しかも家族が総出である。それに
比しての前句の軽トラと苗箱。作者の実にさわやかな一首詠 とも―。
水無月の秀歌‐2
長岡市 安木沢 修風
光る風桜(はな)は散れども香りあり花、花、花の歌の数々
【評】桜、花々…。一首が満ち溢れた花の豪華さ。楽しく愉快な
景観。いいですナ。
佳作
長岡市 稲田 吉也 けさ捨てた君の匂いの夏帽子いちご大福いっしょに入れて
長岡市 青木 流子 けたたまし羽撃き残し山鳩は番(つがひ)となりて遠空をゆく
長岡市 高橋 実 病院の待合時間が歌作る時間となりてメモを走らす
長岡市 斎藤 育 鍬の先鴉が阿呆とわれに言う我もあほうとにらみ合いたり
長岡市 今井 敏 東大寺山門くぐれば人なつこい鹿の寄りきてポーズ添えたり
長岡市 高橋 幸男 遊ぶ子の居らぬぶらんこ底ごもる声に唄いしかの名優は
(映画「生きる」を思いつつ)
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