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2016年7月:短歌入選作
大星 光史選
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短歌募集要綱
子供から大人まで、初心者でも大歓迎。はがきに3句以内、住所、氏名(柳号)、電話番号を明記
し、長岡新聞社「悠久文芸・短歌係」(〒940‐0071 長岡市表町2‐3‐1‐2F)へ。
締め切りは毎月末日、選者の選を経て長岡新聞紙面で毎月第3木土曜日に掲載します。その後こ
のホームページで紹介します。


文月の秀歌‐1
長岡市 斎藤 育   ひとときの夢よとどまれハイヒールかつかつ鳴らし銀座ゆくわれ  
【評】下二句とても活気(力)ありますね。ご本人のステキさが溢れる。楽しいですナ。夢のポエ
ム―。

文月の秀歌‐2
長岡市 青木 流子   桜若葉のあはひに見ゆる空の青「智恵子の空」に今年も出合ふ
【評】『智恵子抄』の高村光太郎の夫婦愛はかっちり美しい。土着の詩人の夢「空」でしょうな。
明るい"生"でしょうね。

 

佳作
長岡市 高橋 幸男  ねじまがるまつりごとなり正しかれ地軸傾くこの星なれど
 
長岡市 安木沢 修風   凧上げの川辺の真昼風も出てどうかこの世の幸まで上げよ

長岡市 今井 敏    さやさやと葉音ならして吹く風は初夏の匂いも運びつつくる

長岡市 稲田 吉也   君在らぬ白き日曜逃れ来し礼拝堂に裸のイエス

新潟市 小船戸 久子   色記し二葉の朝顔苗箱に今年も逢える父の面影

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2016年6月:短歌入選作
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