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大星 光史選
神無月の秀歌‐1
長岡市 高橋 幸男
豪栄道カド番にして初優勝原動力は「悔しさ」なりと
【評】「おもしろい」結句。よいですナ。その意気で生活をゆたかにも―。
神無月の秀歌‐2
長岡市 小熊 茂子
特大の鬼灯を描きやっと終わりまあまあ出来た色紙作
【評】そんな色紙作りだったらとても愉快!!そんな人生も明るくて良いですナ。
神無月の秀歌‐3
京都府相楽郡 北谷 匠
はれぼったいまぐろの天丼とろろそば顔つきはれる愁いの場もなし
【評】スゴクおいしい。それだけで気持ち溢れて―。いいですネ。愉快な人生とは?
佳作
長岡市 小林 仙子
兄とまた姉の事をば語りけり日の早く過ぎ二月となりぬ
長岡市 今井 敏
嫁ぎきて六十余年や夢のごと今も変わらず故郷(さと)の恋しさ
長岡市 安木沢 修風
「偽政者」が変はれど「国土」変はらずに変はるは人の心なりけり
新潟市 小船戸 久子
毎朝の籠一杯の夏野菜同志よさらば感謝したおす
長岡市 青木 流子
省エネとグリーンカーテンはやりたり一(いち)夏(げ)にゴーヤー一五個も成る
長岡市 稲田 吉也
ピースする遺影に供す薔薇一輪今年も義父の新米届く
長岡市 山ア アヤ
花ながめ髪をそろえてリラックス無理をしないで今日を過ごさむ
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