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長岡新聞No.1107:日の丸の旗

(3月1日分)

平昌オリンピックでの日本選手の活躍は華々しかった。表彰台での「日の丸」(法律上は「日章
旗」という)を見ることは、やはり嬉しいものだ。国際的な舞台で強化合宿を繰り返してきた成
果であろうか。そうした海外経験が大きな試合での度胸を育てているのだろう。外国語を駆使
して記者インタビューに答える姿も頼もしい▼その「日の丸」の歴史は相当古い。だが、国旗と
しての扱いを定めたのは比較的新しく1870年(明治3)の2月27日である。おおむね150年
前に、明治新政府の中枢である太政官が「蒸気郵船規則」と「商船規則」を布告。日本の商船
は日章旗を掲揚することとし、タテの長さはヨコの3分の2などとその規格も決めた。いわば京
都朝廷のやり方を踏襲していた時代の行政命令が「日の丸」を決めたのである▼以後商船の
みならず旧陸軍、旧海軍でも使用され、わが国の現代史を彩った。だが明治以降、「日の丸」
の下で凄惨な経験を舐めた人も少なくない。しかも正式な法令としての制定は遅く、「日の丸」
への屈折した思いは国民の間に長く残った▼当然混乱も起きた。祝日に「日の丸」を揚げるべ
きかも議論の対象になった。憲法第19条が定める思想・良心の自由に反するなどの議論もあ
った。だが1999年に「国旗及び国歌に関する法律」(通称=国旗国歌法)が制定されてから
は、こうした問題は次第に落ち着いてきた▼冬季オリンピックで翻る「日の丸」は過去最大。や
はり胸が高鳴る。9日からの平昌パラリンピックにも期待がかかる。(とけいそう




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