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悠久録(過去の悠久録はこちら)
(7月15日分)
大型の台風が沖縄を席巻し、九州に上陸した。強風が吹き荒れ、各地で被害が続出。住民が
避難する事態になった。長岡市でも寺泊地域の海岸部と栃尾地域の一部に避難準備や避難 勧告が発令。野積では土砂崩れで国道が遮断になった。大量の雨風には注意が欠かせない ▼丁度10年前の2004年7月13日は、旧中之島地域(現長岡市)の刈谷田側が決壊した。こ のときは、堤防の決壊を想定できず、避難勧告は手遅れになり、思わぬ大災害になった。死 者15人、重軽傷者80人超、家屋の被害は、床下までを含めると1万戸を越えてしまった▼19 64年の水害以降、ハードの整備が進んだことから、それに過信したという声がある。そうした 事は大きな要因であるのだろう。「絶対大丈夫」との意識よりも「大丈夫ということはない」との 意識が重要なのだろう。そのような意識の中で、緊急告知ラジオや速報メールの導入が進ん でいる▼最近の緊急告知裸児は、優れものである。通常は電源を入れて置かなくても、緊急 告知があると自動的に電源が入る。大きな声で事態を告げる。行政の避難勧告などの徹底も はかれる。製造販売のワキヤ技研梶i脇屋雄介社長)では、その普及に一生懸命である。こう した危機の普及も私達の安心安全に繋がる▼7・13水害、中越地震、幾多の災害を経験し た。第2次大戦時の空襲も甚大な被害だった。それでも創意工夫で乗り越えてきた。もうすぐ 長岡まつりである。慰霊の思いを込めながらも、次の災害への対応も忘れてはなるまい。(と けいそう)
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