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悠久録(過去の悠久録はこちら)
(7月19日分)
夏が近い。21日は国民の祝日「海の日」である。1995年制定(96年実施)で当初は7月20日
だったが、03年の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)で7月の第3月曜日に変わった。おか げで7月も連休を楽しむことができる▼祝日法の改正は、「働き過ぎ」の日本人に余暇をもたら し、消費を喚起したいとの思惑があった。さらに飛び石連休のように勤務と休日が交互になれ ば、生産効率が低下するとの産業界の声もあった。いっそのこと連休になるようにしてしまえ ば、景気への刺激になる。諸外国への聞こえも良い。そうしたなかでの改正だった▼16年から は「山の日」(8月11日)が新たに祝日になる。山岳関係者や自然保護団体は大喜びであっ て、夏のレジャーはさらに盛り上がることだろう。盂蘭盆の季節に重なることも歓迎である。と はいえ少子化の時代である。若年労働者が少なくなっている。労働力確保が重要な課題であ る昨今、祝日が日曜日とダブらない制度は、雇い主には頭痛の種になる。それなのに5月1日 のメーデーも12月24日のクリスマスも祝日にしたらどうかとの声がある。雇い主の頭痛はさら に増加する▼その一方で、海や山での事故は絶えない。長岡技術科学大学副学長の斎藤秀 俊氏は、03年に着衣泳研究会(現・水難学会)を設立。着衣のまま水に浮く泳法を指導する。 万一の時はあわてずに水に浮いたまま、救助を待つのが最善という。救助を待つしかないとし ても、事故対策だけは欠かせない▼安心安全があってこその日々である。(とけいそう)
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