購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
新刊案内『長岡築城物語』、『いい湯めぐり温泉紀行』:詳しくはこちら
川柳、俳句、短歌に投稿しませんか:詳しくはこちら
悠久録(過去の悠久録はこちら)
悠久録(7月7日)
参議院選挙の投票日が3日後に迫ってきた。18歳からの新しい有権者の投票率がどうなる
か。共産党を含めた野党共闘が、どのような結果をもたらすか。ちまたには候補者の熱気が 満ち、論争もかしましい▼自民党は物価が上昇したとするが野党は上がらないという。だから アベノミクスは失敗だという。物価の安定は国民生活に大切な要素である。論点になることは 良いことであるが、物価上昇を善としているかのような観もある▼一方で、何故か原発が静か である。政府の再開方針に対して、野党は沈黙する。原発が停止していても電力供給は安定 しているように見える。万一のときは、長岡も住めなくなるのであるが、楽天的なのだろうか。 その時に考えれば良いと思っているのであろうか▼さらに拉致被害者についても言及がない。 この解決を政治はどうしてくれるのだろう。被害者は老いている。その親、兄弟も老いている。 相手のある交渉であるから、思うに任せないのはわかるにしても、棚上げして歳月だけが空し く過ぎている。各候補者は国民の安心安全を力説するのであるが、ここでも沈黙が支配する▼ 何よりも改憲の条件が整いつつある。改憲勢力が3分の2になるかもしれないが、それに抗す る動きは弱い。戦後70年の間に、日本人は国家の方向を考えないできたツケがでるのか。こ れでは選挙への関心もなかなか高まらない。18・19歳の有権者も白けるかもしれない▼それで も選挙結果は明日の生活を左右する。10日は投票日。やはり足を運ばなければならない。(と けいそう)
フリーのライターを募集しています(0258−32−1933:星野へ)
購読の申込みも同番号へ
|