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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.978:有権者は少しでも妥当な選択に心がけたい

(10月1日掲載)
いよいよ選挙である。9月29日には県知事選挙が告示になった。泉田知事の立候補取りやめ
から、森氏独走の気配があったが、結局4人の候補者が知事のイスを争う。9日にはさらに長
岡市長選挙の告示が控えている。こちらは三つ巴の選挙戦になりそうである。市議会議員の
補欠選挙の告示も同日である。つい先日まで平穏に見えていた長岡市政は、前市長の知事
選出馬表明で大きく変わった▼立候補した諸氏は、各々の信条で地域社会を考え、自身の出
処進退をかけている。「いつかは」と密やかに思い描いていた自己の未来像であり、いよいよ
次節到来の想いであろう。そして私たちは諸氏のいずれかに地域社会の今後を託す。その決
断に4年間の全てがかかっている▼「光陰矢の如し」という。時間の流れを太陽の光に例え、
その経過があまりにも速く、飛ぶ矢のようであるとする比喩である。「光陰人を待たず」あるい
は「光陰夢の如し」、さらには「光陰流水の如し」と歳月の経過を語る言葉は多い。いずれも人
生の節々での決断を問うている▼人は皆振り返れば幾多の道筋があり、人生の処々で選択
肢は広かったはずである。だが次第に選択の幅は限られてくる。一つひとつの選択が今を創り
あげており、その実績を重視すれば、この道一筋にならざるを得ない。時間の流れは速く、人
生の切所は限られている▼「笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生」という。選挙に立候補
した諸氏の奮闘を祈りたいと思う。そして有権者は少しでも妥当な選択に心がけたいものであ
る。(とけいそう)

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